プロ野球ファンにとっては待ちに待った球春到来。間もなく12球団の春季キャンプが始まる。長いシーズンを勝ち抜くためにも勝負の1カ月だ。ここでは各球団のキャンプ地を紹介するとともに、テーマや見どころを紹介していこう。 
今年は指揮官の名護と国頭の「行ったり来たり」が見られるか
ココがポイント! 【1】開幕四番をつかむのは誰!? 【2】開幕先発ローテ争いの行方 【3】“らしさ”全開の指揮官の動き 新庄剛志監督3年目は勝負の年になる。が、指揮官は「昨年は俺じゃなかった。新庄タケシやった。今年は自然体で行く」と力強く宣言。ありのままの自然体の姿をキャンプから見せてくれるのか。
紅白戦を含めた実戦重視は変わりないものの、大補強を敢行した今年は既存戦力の底上げと新戦力の融合がテーマになる。攻撃陣は指揮官が「一番調子のいい選手を使う」という開幕四番争いに注目。ブレークを果たした
万波中正、追う
野村佑希と
清宮幸太郎、新助っ人の大砲フランミル・レイエスにスティーブンソンらがどうアピールしていくか。
開幕先発ローテ争いも熾烈だ。開幕投手の
伊藤大海、
加藤貴之、出戻りの
バーヘイゲン、FA加入の
山崎福也はほぼ確定。残る2枠を巡り火花が散るのは必至だが、高卒4年目の
根本悠楓への周囲の期待は大きいだろう。
新庄監督は国頭の二軍キャンプに足を運ぶことも示唆。指揮官の動きと本気度にも注目だ。
【F担選定! 要注目プレーヤー】野村佑希

野村佑希 #5 内野手
開幕四番で迎えた昨季は初のシーズン100安打、2ケタ本塁打をクリアしたものの、チームは最下位に沈み、自身も四番の座を最後まで守れなかった。それだけに「四番を取り返す」と強い思いを抱いている。打順だけではない。「サードもできるように」と「四番・三塁」を取り戻すべくキャンプに臨んでいく。
キャンプ地・スケジュール
キャンプ地 一軍・タピックスタジアム名護(沖縄・名護市)
二軍・かいぎんスタジアム国頭(沖縄・国頭市)
キャンプスケジュール 
注※スケジュールはすべて1月21日時点[予定は変更になる場合あり]。「主なキャンプスケジュール」の練試=練習試合、OP戦=オープン戦、球春BG=2024球春宮崎ベースボールゲームズ