今季よりウエスタン・リーグに参加するくふうハヤテベンチャーズ静岡(以下くふうハヤテ)。1月25日にキャンプインし、3月15日のシーズン開幕に向けて準備を進めている。静岡初のプロ野球チームを率いるのは選手、指導者ともに実績十分の地元出身者だ。チームの目指す先とは――。キャンプ初日を終えたばかりの指揮官が決意を語った。 取材・構成=志村海(取材日は1月25日) 写真=桜井ひとし 
高校卒業以来、36年ぶりに静岡に帰ってきた赤堀元之監督。恩返しをするシーズンが始まった
地元で指導できる喜び
――歴史的なキャンプ初日が無事に終わりましたが、選手の動きを見てどのような印象を持ちましたか。
赤堀 最初の動きは緊張もあってかちょっと硬かったかな、とは思いました。ですが次第に選手もリ
ラックスして練習できるようになり、最終的には動きはよくなっていったという印象です。
――手応えという部分ではどうでしょうか。
赤堀 手応えということはあまり感じていませんが、ずっと合同練習(1月11日~23日)をやっていましたので、今回ユニフォームを着てキャンプインできたことは、何よりの収穫だったと思います。
――前日の新入団選手記者会見でお披露目された「勝色(かついろ)」のユニフォームに袖を通しての初指導でした。
赤堀 ようやく実感が湧いてきました。本当に身の引き締まる思いがしましたし、これからやってやるぞ、という気持ちになりました。
――1カ月以上にわたるキャンプですが、どのようにチームを作っていきたいですか。
赤堀 第1クールではそれぞれが打撃や守備などといった練習を行い、第2クールではサインプレーの練習というように徐々にチームとしての野球をつくっていきたいです。この期間に選手をうまく見極めていきたいと思います。
――監督就任までのことについてお聞きします。監督就任要請の話を聞いたのはいつごろでしたか。
赤堀 昨年10月に社長やオーナーの方から「静岡にプロ野球チームができるので、ぜひやっていただけないか」というお話をいただきました。
――監督就任への決め手になったことは何でしたか。
赤堀 もし静岡のほうから・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン