気持ちは切らさず、いかに三振を奪いチームを勝たせるかを考えてマウンドに立っている。6月に4勝目を挙げてから白星にめぐまれないブルージェイズの菊池雄星。今回も約3年ぶりの2ケタ奪三振で圧巻の投球を見せたが……。 写真=Getty Images 高低の使い方を考えて、打者からいかに空振りを奪うかを念頭に置き投球を続けている菊池。それがいい投球内容へとつながっている
圧巻の奪三振ショー 7回1/3を13個の三振も勝てず
ブルージェイズはア・リーグ東地区最下位に低迷し、菊池雄星自身は現地時間6月11日に4勝目を挙げて以降白星から遠ざかる。周囲を重苦しい雰囲気が包み、苦しい日々が続いていた菊池が敵地サンフランシスコで圧巻の奪三振ショーを繰り広げた。
7月9日のジャイアンツ戦。メジャー6年目で自己最多13奪三振。「高めのストレートを振らせることができたし、変化球もストライクからボールになる球をしっかり投げ分けられた。四つの球種をすごくうまく使えたと思うし、投球自体はすごく手応えがある」。7回1/3を6安打2失点と先発の役目を果たし、自然と頬が緩んだ。
軸となったのは・・・
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