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元プロ野球選手「第2の人生」

松坂健太(元西武ほか) 軟式クラブチームの主将として全国大会出場 充実一途のセカンドキャリア

 

 現役引退後、一度は野球からは離れたが、ひょんなことから軟式野球の世界へ。今年はクラブチームの主将として30年ぶりの快挙も成し遂げた。自身が起ち上げたオリジナルブランドも好調。元西武ほかの松坂健太さんは充実の日々を過ごしている。
取材・文=内田勝治

現在は香川の軟式クラブチーム「B.P.FUSION」の主将としてプレーする[写真=本人提供]


意識改革が結実の時


 一度は離れた野球の世界。硬球を軟球に持ち替えた元プロがセカンドキャリアの場で再び輝きを放っている。西武、日本ハムで活躍した松坂健太さんが、香川の軟式クラブチーム「B・P・FUSION」の主将として、「天皇賜杯第79回全日本軟式野球大会ENEOSトーナメント」(9月13〜18日、静岡県)への出場を決めた。

「天皇賜杯全日本軟式野球大会」は、軟式野球において最もレベルの高い権威ある大会で、各都道府県支部の予選を勝ち上がったチームが参加できる。企業団体が優勢の中で、香川からクラブチームが優勝するのは実に30年ぶりの快挙だという。松坂さんは、創部4年目にしてつかんだ栄冠に、ホッと胸をなで下ろした。

「周りからは企業相手になかなか勝てないとか難しいということを言われ続けてきました。天皇賜杯に出ることはずっと目標にしていて、前のチームで何回か挑戦していたんですけど、夢かなわずで終わったので今回、優勝できて本当にうれしいです」

 B・P・FUSIONは、主に香川県内のメンバーを中心として、2021年に誕生したドリームクラブチーム。今予選も「打倒・企業」に向けて並々ならぬ闘志を燃やしていた。

「軟式は硬式と違って・・・

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