8月24日の中日戦[東京ドーム]、初回に先制アーチを放った浅野[写真=川口洋邦]
若武者の勢いが止まらない。8月14日の
阪神戦(東京ドーム)で史上16人目の10代満塁弾を放った
巨人・
浅野翔吾。先週は20日の
広島戦(東京ドーム)から4試合連続安打を放つと、24日の中日戦(東京ドーム)ではあわやサイクル安打の4安打をマークと大活躍を見せている。
この試合ではプロ入り後初となる二番でスタメン出場。初回の第1打席で
柳裕也のカットボールをとらえ左中間席へ先制2号ソロをたたき込むと、先頭で打席に立った5回には二塁打で追加点の足掛かりをつくる。さらに6回一死一、二塁では中前適時打、8回にも左翼線へ鋭い当たりの二塁打を放った。
「最近いい形で打てていると思うので、また打てるように頑張りたいなと思っています」。ボールの内側にバットを当てるイメージが花開いた。コンパクトなスイングから快打を飛ばす姿は頼もしい限りだ。
阿部慎之助監督も「毎打席、打とうが打てまいが懸命にやっている姿が見える。みんな懸命にやっているんでしょうけど、そういう姿をマネしてほしい」と大絶賛する。4年ぶりの優勝を目指すシーズン最終盤で躍動する背番号『51』のスター候補生。そのプレーから目を離すことができない。