地区シリーズでの熱投。ドジャースの大谷翔平を圧倒した投球内容は、日本野球界をけん引してきた右腕の矜持を見た。波乱万丈の2024年でもあった。ひたすら投球道にまい進した姿は、多くのファンの心を震わせたはずだ。 文=樋口浩一 写真=Getty Images 現役生活も終わりを迎えていることを自覚したうえで、さまざまなことを考え取り組んでいるダルビッシュ。来季の活躍も楽しみだ
MLB通算2000奪三振 日米通算200勝超えも達成
ダルビッシュ有は今季プロ20年目だった。
野茂英雄(201勝)、
黒田博樹(203勝)に続く日米通算200勝まであと4勝、メジャー通算2000奪三振まであと71で、これまで積み重ねてきた数字が大きな節目を迎えるシーズンだった。
昨年は右肘痛のため8月下旬で登板終了。復活に向けてスプリングトレーニングは順調に過ごし、3年連続4度目の開幕投手に起用された。ソウルで3月20日に開催されたドジャースとの開幕戦。大谷翔平と2度対戦して遊ゴロと右前打。早い時期の開幕戦ということで・・・
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