イースタン、ウエスタンの両リーグから将来の活躍が期待される選手1人ずつに贈られる「ビッグホープ賞」(ベースボール・マガジン社選定)が今年も決定したので、受賞した選手のインタビューを掲載する。イースタン・リーグからは寺地隆成(ロッテ)。高卒1年目のルーキー捕手ながら一時は首位打者争いに参戦し、最終的にリーグ2位の打率.290と好成績を残した。 取材・構成=落合修一 写真=兼村良介、BBM 
チームにとって142試合目だった10月3日の日本ハム戦[ZOZOマリン]で一軍初出場。初打席の初球を二塁打にした
一軍初打席で二塁打
明徳義塾高からドラフト5位で入団して1年目。高卒ルーキーとあって、台頭するのに時間がかかると思われたがファームの正捕手として試合に出続け、左打席からの非凡な打撃センスを武器に一時は首位打者争いに食い込むなど、結果を残した。シーズンの最終盤には一軍スタメンを2試合連続で経験するなど、早くもロッテのトッププロスペクトとして名乗りを挙げている。 ──ビッグホープ賞に選ばれて、いかがでしたか。
寺地 打撃タイトルを獲ることはできませんでしたが、このような賞に選んでいただけたのはうれしく思います。
──規定打席に到達してのイースタン・リーグ打率2位(.290)は、高卒1年目の捕手としては上々の成績でした。
寺地 7月くらいまで好不調の波が激しかったのですが、悔やまれるのが最後の9月で調子を落とした点です。調子の波はどうしても避けられないにしても、落ちるのを最低限に抑えていればもっと数字を残せていたかもしれません。
──ファームだと、夏場は屋外のデーゲームが続いてキツくなかったですか。
寺地 正直、結構やられていたと思います。しかし、暑いのは相手投手も同じ。どちらもしんどいので、勝つか負けるかしかありません(笑)。
──明徳義塾高のある高知県の夏の練習と、どちらがつらいですか。
寺地 35度以上の猛暑日の日数は埼玉県(ロッテ二軍の本拠地)ほど多くないのですが、明徳のグラウンドは・・・
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