2024年の都市対抗は三菱重工Eastが初優勝を遂げた。同社が所属する西関東地区に、日産自動車が09年の活動休止以来、16年ぶりに活動を再開する。ENEOS、東芝と名門チームが名を連ねており、神奈川の社会人野球から目が離せない。 文=中里浩章 三菱重工Eastは再編・統合された4年目の24年に、都市対抗初優勝を遂げた[写真=矢野寿明]
OB2人が強力タッグ
2025年はプロ野球との兼ね合いによって大会日程が変更となった。都市対抗は例年より1カ月以上遅く8月28日からスタート。8月下旬〜9月上旬の開催は2002年から10年まで行われていたスタイル。ちょうど夏の高校野球が一段落し、タイミング的にはファンも関係者も球場に足を運びやすいのではないか。日本選手権は10月28〜30日&11月4〜12日と分けて開催。さらに24年は8月だったJABA長野県知事旗大会が従来の4月に戻り、JABA北海道大会は6月から8月へ。二大大会の間隔が詰まることで各チームはどんな戦略を立てるだろうか。
話題性も含めて、最も注目を集めるのは西関東地区だ。来季は09年限りで活動を休止していた日産自動車が復活。現役時代に名選手として知られた伊藤祐樹監督(福井工大)、四之宮洋介ヘッドコーチ(青学大)というOB2人がタッグを組み、スローガン「あきらめない野球」の下で大卒1年目ばかりの若いチームを土台から築いていく。
一方・・・
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