2月1日に12球団が一斉にキャンプイン。秋の栄冠を目指してチームが本格始動するが、当然、見どころは、それぞれ異なる。新監督や新戦力に“新顔”を加え、どんな練習メニューを組んでいくのか──。12球団一軍キャンプ情報を一挙にお届けしよう。 
若手を登用し、複数ポジションを守らせるなど好転をうながす試みを考えていく新指揮官。キャンプ中も新しいメニューがあるかも!?
キャンプ地 沖縄・宜野座村
バイトするならエントリー宜野座スタジアム Tキャンプ 3つのCheck Point 【1】藤川球児新監督の考えを注入する 【2】一軍、二軍という意識の撤廃 【3】若手の積極起用と複数ポジション制へ 昨年の沖縄春季キャンプは、2023年の日本一もあり、多くの
阪神ファンがキャンプ地に訪れた。だが、今季は藤川球児新監督就任により、その数がさらに増えそうな雰囲気になっているという。それだけ虎ファンが待ち望んでいた新監督の誕生となった。
話題が先行しそうな気配だが、現場、首脳陣や選手たちはしっかりと地に足を着け、2年ぶりのリーグ優勝&日本一を目指していく。その中で藤川監督が、どういう方向性を示し、チームをけん引していくのかが、注目される。
前監督に増して、選手たちとのコミュニケーションを大切にしていく。コーチ陣も含め対話をすることで選手たちを理解し、また監督の考えをより早く浸透させる狙いがある。春季キャンプやオフのイベントでも選手たちとコミュニケーションを取っており、春もスムーズにスタートしそうだ。
その中で、藤川監督は一軍、二軍という名称をキャンプで排除した。23年から二軍も一軍の宜野座から車で約40分の場所にある沖縄・具志川でキャンプを行っており、頻繁に行き来できることから「宜野座キャンプ」「うるま(具志川)キャンプ」という呼び方に変更した。
実際に一軍のベテラン選手たちなどは「うるまキャンプ」からスタートし、自分流の調整を行いながら、体が仕上がれば「宜野座キャンプ」へと合流するという流れもある。
もう一つ特筆すべきは、昨年一軍出場機会がなかったが、二軍で活躍した若手を藤川監督がいる「宜野座キャンプ」に呼んだこと。投手では高卒3年目の
茨木秀俊で昨年に続き抜てきされた。野手では
高寺望夢、高卒2年目の
山田脩也、そして外野では高卒3年目の
井坪陽生。「急成長を遂げて開幕メンバーに入れば楽しみ。若い選手の可能性は無限だし、力をつければ相当相手も脅威を感じる」と新指揮官も期待を込める。
それと同時に「キャンプでは一人1つのポジションではなく複数でやってもらう。これは個人ではなく、チームの方針だから従ってもらう」と力を込める。
岡田彰布前監督のときには守備は固定されていたが、複数のポジションにトライすることで、さまざまな可能性を見い出そうという方針だ。
2年ぶりの優勝へ向け、停滞ではなく進化を目指す若き指揮官の下で、活気あるキャンプが見られそうだ。
<白熱の定位置争い!>若手外野手の開幕争い

井坪陽生
中堅には
近本光司という不動のレギュラー、右翼には四番候補の
森下翔太がいる。左翼では昨年ブレークした
前川右京が一番手だが、パワーのある
井上広大に加え、高卒3年目で二軍で安打を量産してきた井坪陽生が一軍キャンプに抜てきされた。この3人と新助っ人の
ラモン・ヘルナンデスとの間で壮絶なポジション争いが繰り広げられそうだ。
■主なキャンプ・スケジュール 
※1月26日時点。■=土日祝日。練試=練習試合、22日、23日は遠征による練習試合