大学野球、社会人野球に加えて独立リーグも参加し、普段は違うカテゴリーで戦っているチームが、垣根を越えて一堂に会す交流戦である。「第3回薩摩おいどんリーグ2025」が、鹿児島で2月22日に開幕。3月9日まで、熱戦が繰り広げられる。 文=大平明 
1月17日に記者会見が行われ、出場チームの指導者が出席した[写真提供=薩摩おいどんリーグ]
25年のテーマは「憧れ」
前身の「薩摩おいどんカップ」が始まったのは2023年のことである。シーズン開幕を前に鹿児島でキャンプを張るチームから開催を望む声が上がったのをきっかけに、第1回は37チームが参加。翌24年は42チームに増え、昨秋のドラフトで1位指名を受けた青学大・
西川史礁(
ロッテ)、
佐々木泰(
広島)や、NTT西日本の左腕・
伊原陵人(
阪神)も出場した。
今年からは名称を「薩摩おいどんリーグ」に改称。大学からは東京六大学の慶大、立大に東都の中大など計29チーム。社会人は昨年の社会人野球日本選手権を制したトヨタ自動車や準優勝のホンダをはじめ、21年の都市対抗で黒獅子旗を手にした東京ガスなど21チームがエントリーした。独立リーグからは、火の国サラマンダーズ。プロも韓国の2球団と
ソフトバンクが参戦を検討しており、あわせて54チームの予定となっている。
開幕に先駆けて1月17日に記者発表が行われ、開会のあいさつで小薗健一実行委員長は「鹿児島の野球技術力向上と野球普及の2つを目標にし、今年も入場は無料。参加料も無料で行います。薩摩おいどんリーグを通じて、子どもたちにはいろいろな憧れに出会ってほしいと思っています」と、今大会は「憧れ」をテーマにすることを発表。そして・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン