週刊ベースボールONLINE

アマチュア野球 FLASH

東京六大学野球連盟創設100周年記念事業を発表 1925年秋の発足から1世紀の節目

  0

2025年の春・秋季リーグ戦で全大学のユニフォーム、審判員の審判服の袖にワッペンとして着けられる東京六大学連盟結成100周年の記念ロゴ


歴史を感じる記念事業


 日本で最も長い歴史を誇る大学野球連盟である東京六大学野球連盟。1903(明治36)年の早慶戦に端を発し、そこに明大、法大、立大と加わっていき、帝大(東大)の加盟と中断されていた早慶戦の復活をもって1925年の秋から正式にスタートした。今年はその連盟創設から100周年を迎える節目の年となる。

 3月7日、連盟結成100周年記念事業の詳細が発表された。主な内容は次のとおりで、記念祝典、記念映像の作成も予定されている。


●記念ロゴワッペン

 100周年を記念したロゴワッペンが作成され(上画像)、6校は春秋季リーグ戦でユニフォームの袖にこのワッペンを着ける。審判員の審判服も同様に袖に着ける。

●神宮球場に記念碑を設置

 東京六大学野球発祥の地として、神宮球場の敷地内に記念碑が設置される。神宮球場の竣功は1926年10月22日(野球場開きは23日)であり、東京六大学の発足からは1年遅れる。本来の開幕試合は駒沢球場で行われた25年9月20日の明大-立大1回戦だが、駒沢球場は61年に閉場、取り壊されており(跡地は駒沢オリンピック公園)、また、大学野球のために造られた球場であることから神宮球場を発祥の地とする。

 除幕式は春季リーグ開幕の4月12日(土)8時30分から行われる。

●レジェンド始球式

 春秋季リーグ戦開催期間の第1試合で、各大学のレジェンドが始球式を行う。各大学春秋合わせて5名ずつ、30名のレジェンドがマウンドに立つ。春季リーグの始球式の日程と登板者は左下の表のとおり。最年長は明大OBで53年秋、54年春、55年秋と3度のリーグ優勝を経験した、現91歳の土井淳氏(元大洋)。昨年限りでソフトバンクを引退した早大OB・和田毅氏も登板する。秋季リーグ戦の登板者は未定。試合が延期した場合は中止となる。

●野球殿堂博物館記念展示

 野球殿堂博物館にて、秋季リーグ戦開催期間の9月13日から11月24日(予定)にかけて、記念展示が開催される。

●NPB対現役記念試合

 東京六大学連盟出身のNPB関係者と現役選抜チームとの試合が、11月29日の13時から神宮球場で開催される(予備日11月30日)。現在、NPB監督に東京六大学出身者はいないが、NPB現役コーチ・選手が参加する。現役選抜チームの監督は秋季リーグ優勝監督が務める予定。

 過去には70周年にNPB関係者と現役選抜チームの記念試合が行われており、現早大監督の小宮山悟氏がOB選抜の選手として出場していた。今度は現役選抜チームの監督として出場なるか、注目される。

●デジタルミュージアム(記録保存館)

 過去のリーグ戦成績や選手名鑑、連盟通算記録などを掲載する。すでに連盟ホームページ上で運用が開始され(https://big6scorebook.jp/)、本年度中の完成が予定されている。

■2025年春季リーグ戦レジェンド始球式日程

▽試合はすべて第1試合

▽試合開始時刻 11:00 プロ併用日(〇)10:00 5/31早大-慶大1回戦 13:00

▽4/12(土)東大-早大1回戦の始球式は当番校の慶大塾長・伊藤公平氏、6/1(日)慶大-早大2回戦の始球式は大野晴人くん(慶大TEAMMATES)

この記事はいかがでしたか?

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング