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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「阪神、メジャーに連勝。これがアメリカの実力と思ったら大間違いだ」

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阪神とのプレオープンゲームで打ち込まれたブレイク・スネル[ドジャース]を中心に、マウンドに輪ができた[写真=BBM]


外国人は調整がスロー


 日本球界の指導者はなぜケガが多いかということを真剣に考えたことがあるだろうか。

 開幕を1週間後に控えた3月22日、巨人ロッテ丸佳浩が走塁中に右足を痛めた。今年36歳。人間は自然の法則に逆らえないというのが私の持論だが、衰えを遅らせることはできる。そのために2月のキャンプがある。丸はこの間、何をやっていたのだろうか。

 多くの球団はオープン戦の最初から若手を先発スタメンで使っていた。開幕2週前あたりになってようやくベテランのレギュラークラスをゲームの頭から起用。この時期に実戦用の筋肉を作ろうとするのは遅い。丸の負傷はそのことを物語る。

 病院へ行けば何らかの診断が下される。案の定、「右大腿二頭筋損傷」とされた。休むほどのケガをしているはずがないと私は思う。昔はケガをしても痛みを押し隠して出場した。それがプロである。今は医師の診断結果を盾にして当然のように休む。何事も緩く、緩くやるから結果的にケガ人が増えるのだ。

 調整の遅れといえば・・・

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