2年目のジンクスは関係なく、素晴らしい滑り出しを決めていた。エースとしての風格も漂った中、極寒の中での登板となった今季4試合目。結果は、5回7安打5失点2被本塁打で今季初黒星を喫した。だが、その投球内容を冷静に分析し、次登板で3勝目を目指す。 文=樋口浩一 写真=Getty Images 
極寒の中、試合をつくれず今季初黒星。その中でも、どの打者へのどのボールが悪かったかという分析をして、次戦に臨む態勢ができていた
今季初の試練となった。現地時間4月9日のレンジャーズ戦。本拠地、シカゴのリグレー・フィールドは、試合開始の午後1時20分で気温摂氏4.5度という寒さ。右から左への強い風。そんな中で先発のマウンドに立ったのだ。一番のセミエンは左飛に仕留めたが、二番の強打者、シーガーにはカウント3-1からの91マイルの真っすぐを左中間フェンスぎりぎりの先制本塁打とされた。強い風に乗った一発だった。
その後は真っすぐとスプリットでレンジャーズ打線を封じる。味方は4回に鈴木の右中間への三塁打とブッシュの右前打で同点に追い付いてくれた。ところが・・・
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