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日本ハム・宮西尚生 日本新の880試合連続救援登板 リリーフ一筋18年目の偉業

 

日本ハムに入団した2008年以来、救援専門で登板を重ね2016、18、19年と3度の最優秀中継ぎ投手に選出。チームの勝利に貢献し続けてきた左腕が40歳を迎える今年、ついに連続救援登板の日本新記録を打ち立てた。
写真=高原由佳

日本ハム・宮西尚生


 初登板はプロ1年目、2008年3月25日の西武戦(札幌ドーム)。二番手で8回表に登板し、1回を無失点に抑えた。以降、先発登板は一度もなし。宮西尚生は救援一筋で左腕を振り続けてきた。

 そして、5月15日のオリックス戦(エスコンF)、0対0の7回二死三塁で通算880試合目のマウンドへ。元中日岩瀬仁紀の連続救援登板879試合の記録を塗り替え、歴代単独トップへと躍り出た。西川龍馬を二ゴロに打ち取ると、直後に味方が先制点を挙げ2季ぶりの白星といううれしい“おまけ”つきの新記録樹立に「ホームの北海道でできたのは記憶にも残るし、良かった」と、ファンと喜びを分かち合った。

7回裏に郡司[右]が先制の2点適時打を放ち、勝利投手として新記録を樹立した


 16年にはパ・リーグ史上初の200ホールドに到達。18年7月6日のロッテ戦(ZOZO)で274ホールド、同年9月27日のオリックス戦(京セラドーム)で325ホールドポイントをマークし、ともに元巨人山口鉄也が持っていた日本記録を更新している。

 数々の記録を作り、ファイターズの勝利に貢献し続けてきた鉄腕だが、過去には3度の手術を行い、左肘にたまる水を抜き、痛みに耐えながら登板を重ねてきた。22年には入団以来続いてきてシーズン50試合登板が14年で途切れた。24年は開幕を二軍で迎え引退も考えていたが、新庄剛志監督からの「頑張らんでいい、楽しめ」という言葉で気持ちを切り替え、前人未踏の400ホールドに至った。

 連続救援登板の記録達成に、花束とともに新庄監督から贈られた言葉も「新人のつもりでまた野球を楽しんで」。次に期待されるのは岩瀬の持つ通算最多1002試合登板の記録更新。だが、「気にせず一歩一歩、地道に“らしく”いきたい」と、目の前の打者との勝負に挑み続ける。

PROFILE
みやにし・なおき●1985年6月2日生まれ。180cm81kg。兵庫県出身。市尼崎高-関学大-日本ハム08[3]=18年。
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