楽天のベテラン右腕が交流戦初の記録を樹立した。中日を相手に交流戦通算10勝をマーク。同一チームから交流戦2ケタ勝利は史上初となった。 写真=桜井ひとし ※成績は6月15日現在 
この日の勝利で交流戦通算歴代5位の25勝となった岸
テンポのいいピッチングで中日打線を封じ込んだ。6月12日、中日との交流戦(楽天モバイル)に先発したベテラン・
岸孝之。直球は平均球速140.4キロながらキレがあり、110キロ台のカーブとの緩急で打者を翻ろうした。ピンチらしいピンチはなく、7回3安打無失点。91球で降板し「欲を言えば完投したかった」と悔しさをあらわにしたが、今季3勝目は交流戦歴代5位の通算25勝。さらに、史上初の同一チームからの交流戦通算10勝目となった。
「長くやらせていただいているおかげかな、と。みんなが打って守って、リードしてくれるキャッチャーがいるおかげだと思います」とチームメートに感謝した岸。ただ、対中日に関しては心残りがある。前日、中日の先発は
涌井秀章。
西武時代ともに先発ローテーションで切磋琢磨した後輩右腕との投げ合いを実現させたかった。
「若いときから一緒にやってきて。涌井の背中を見て、なるべく近づきたいという気持ちで投げてきた」
相手エースと相対し、一歩も引かずに完投する姿をリスペクトしていた。
「今考えても、若いときの涌井はすごかった。また、来年以降が楽しみです。(投げ合う)機会があればいいな、と」
お立ち台では「『こんなもんじゃないぞ、イーグルスは』というところを、みんなで見せていければと思います」と力強く宣言。40歳右腕はまだまだ老け込まない。