西日本では6月27日に異例の早さで梅雨明けが発表されたが、今年は6月中旬から気温が高い日が続く日本列島。暑さの影響で、西武のエースも緊急降板となった。 
マウンドを降りて両手を膝につき、苦しそうな表情を見せた今井[写真=兼村竜介]
リーグ戦再開となった6月27日、ベルーナドームで開催された西武対
日本ハムの一戦でのことだった。2点リードで迎えた4回、先頭打者の
田宮裕涼にソロ本塁打を浴びた西武先発・
今井達也は続く
清宮幸太郎に右前打を浴び、
野村佑希は遊直、レイエスは空振り三振に仕留めたが
上川畑大悟には四球を与える。二死一、二塁となり、打席に
万波中正を迎えた。初球はスライダーがボール、2球目は直球でストライク、そして3球目の直球が外角にわずかに外れた直後だった。投球の構えに入った今井だったが、投げることができずマウンドを降りて、その場にしゃがみ込んだ。
タオルと水を持った
豊田清投手チーフコーチがマウンドへ駆け寄ったが、今井はベンチ裏へ。再び姿を現すことはなく、そのまま降板となり病院へ向かった。急きょ、
山田陽翔がマウンドに上がったが、連続四球を与え押し出しで同点に。
甲斐野央が8回に3点を勝ち越され、西武は2対5と逆転負けを喫した。
今井の診断結果は「熱中症」。
西口文也監督は「元気そうなので抹消はしません。来週か再来週に投げる」。本人と話し合ってから登板日を決める方針だという。
近年の気候変動により、夏場は猛暑が続く日本列島。屋根はあるが外周に壁がないベルーナドームは熱や湿気がこもりやすい構造だ。今井のアクシデントは、選手の体調管理には非常に気を遣わねばならないことをあらためて示した。