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マイナビオールスターゲーム2025

<オールスターゲーム2025 REVIEW>真夏の球宴華やかに

 

年に一度の祭典「マイナビオールスターゲーム2025」が、第1戦はオリックスの本拠地・京セラドーム、第2戦はDeNAの本拠地・横浜スタジアムで開催された。両日ともに祭典ならではの魅せるプレーやトッププレーヤーたちの迫力を感じられる内容で、満員のスタジアムを大いに沸かせた。
写真=BBM

<第1戦>地元・オリックス勢の活躍で全パが勝利!


全パ 5×1 全セ(通算パ92勝81敗1分)

3回に3点本塁打を放った頓宮がMVPに


 京セラドームで行われた第1戦は、地元・オリックス勢が躍動した。全パの先発は宮城大弥。全セの先頭打者・近本光司(阪神)に対し2球続けてスローカーブで左飛に打ち取ると、二番・牧秀悟(DeNA)に対してもスローカーブから入った。その後は140キロ台の直球と80キロ台のスローカーブだけのコンビネーションで2回を無失点で抑えた。

全パの先発は宮城。2回無失点で勝利投手に


 3回には、この回先頭の太田椋が左前打で出塁すると、藤原恭大(ロッテ)が中前打で続き、無死一、二塁として打席には頓宮裕真。「派手にスイングしよう」と打席に入ると、全セ二番手の松葉貴大(中日)の内角へのストレートを振り抜き、これが左翼ポール直撃の3点本塁打となった。さらに7回には若月健矢が、全セ六番手の島内颯太郎(広島)の直球をとらえ、打った瞬間にそれと分かる一発を放った。

7回、若月がソロ本塁打を放ちダメ押し


全パ二番手で登板した左投げのモイネロは、4回、ファビアンに対し右投げにチェンジ。三飛に打ち取った


 全セは5回に岡林勇希(中日)が右中間を破る三塁打を放つと、中継が乱れる間に快足を飛ばして一気にホームを陥れ意地の1点を奪ったが、この1点のみで、全パが5対1で勝利した。

岡林は5回に三塁打を放つと送球が乱れる間に一気に本塁へ


 MVPに選ばれたのは頓宮。お立ち台では「バカうれしいっす。バカ気持ちいいっす」と表現すると、スタンドのファンとホームランパフォーマンスの「ほいさー」。しかし、これがそろわずに「もう一度いきます!」とファンに再要求。最後は「ほいさー!」の大絶叫で球場を一体にした。

頓宮はお立ち台でファンと一緒に「ほいさー!」の大合唱


第1戦/表彰選手
最優秀選手賞
頓宮裕真(B)

敢闘選手賞
北山亘基(F)
周東佑京(H)
岡林勇希(D)

マイナビドリーム賞
周東佑京(H)

■2025年7月23日(水)/京セラドーム大阪
■試合時間2時間11分
■観衆3万3573人

[全セ/バッテリー]ライデル・マルティネス(G)、●松葉(D)、清水達也(D)、森浦大輔(C)、藤嶋健人(D)、島内(C)、石井大智(T)‐甲斐拓也(G)、坂本誠志郎(T)
[全パ/バッテリー]〇宮城(B)、モイネロ(H)、西口直人(E)、北山(F)、甲斐野央(L)、杉山一樹(H)‐若月(B)、寺地隆成(M)
[全パ/本塁打]頓宮(B)3回3ラン、若月(B)7回ソロ


<第2戦>清宮がサイクル安打にあと一歩の大活躍!


全セ 7×10 全パ(通算パ93勝81敗1分)

あと三塁打でサイクル安打だった清宮がMVPに


 3年前、初出場だったオールスターの第1戦でサヨナラ本塁打を放ち、MVPを獲得した清宮幸太郎(日本ハム)が、今回も暴れまくった。

 全パは第1戦に続いてガラガラポンで打順を決め、この日は二番・三塁で先発出場となった清宮。初回は無死一塁から、全セの先発・村上頌樹(阪神)の直球を左前にはじき返すと、2回には二死一塁から中堅フェンス直撃の適時二塁打を放つ。そして4回の第3打席は、二死走者なしの場面で全セ三番手のF.グリフィン(巨人)の直球をとらえると、打球は高々と上がり、右翼席上段に飛び込んだ。これで三塁打が出ればサイクル安打という状況だったが、残る2打席は凡退に。「もったいなかったな」と振り返ったが、ファンに期待を抱かせたことを含め、文句なしのMVP受賞と言えるだろう。

「2回出場して、2回MVPを獲れるなんてめったにないのでうれしいです!」と清宮。試合前のホームランダービーでは牧に敗れており、「試合で取り返したいと思っていました」とにんまり。「最高のオールスターでした!」と、2回目の球宴を締めくくった。

全パの先発・今井達也は2回途中に隅田知一郎にマウンドを譲ると、マウンドの後ろで隅田の投球練習を見守った


2回二死から適時打を放ち出塁した山川穂高はすかさず盗塁。も、悠々アウトに


佐藤輝明は5回に右翼外野席後方のウイング席に特大の一発をたたき込んだ


近本光司は6回の守備から出場し、本塁打を含む2安打


吉川尚輝は四球、二ゴロの後の第3打席から本塁打、二塁打、単打の3安打


 球宴が幕を閉じ、いよいよプロ野球は後半戦へ突入。「これからが面白くなってくる季節。今日のようなホームランをたくさん、皆さんの前で打てるよう頑張ります」と清宮が語ったとおり、ペナントレースも盛り上がっていく。ここからが本当の戦いの始まりだ。

第2戦/表彰選手
最優秀選手賞
清宮幸太郎(F)

敢闘選手賞
宗山塁(E)
近本光司(T)
吉川尚輝(G)

マイナビドリーム賞
牧秀悟(DB)

■2025年7月24日(木)/横浜スタジアム
■試合時間2時間43分
■観衆3万3558人

[全パ/バッテリー]〇今井(L)、隅田(L)、九里亜蓮(B)、中森俊介(M)、田中正義(F)、平良海馬(L)、達孝太(F)‐寺地(M)、若月(B)
[全セ/バッテリー]●村上(T)、山崎伊織(G)、グリフィン(G)、大西広樹(S)、及川雅貴(T)、大勢(G)、アンドレ・ジャクソン(DB)、伊勢大夢(DB)‐坂倉将吾(C)、甲斐(G)、坂本(T)
[全パ/本塁打]清宮幸(F)4回ソロ、頓宮(B)9回ソロ
[全セ/本塁打]吉川(G)5回ソロ、佐藤輝(T)5回ソロ、近本(T)8回ソロ

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