1958年に創刊された『週刊ベースボール』が通算4000号を迎えることを記念したカウントダウン企画の第2弾。プロ野球チームの優勝を伝えてきた『週刊ベースボール』が「連覇」「日本シリーズ4連勝」「15ゲーム差以上」の3つの観点から、球界を席巻した最強軍団を振り返る。まずは、リーグ3連覇以上を果たしたチームから──。 写真=BBM
※セ・パ両リーグが誕生した1950年以降の成績 【巨人】1965-73 9連覇 空前絶後の9連覇
もうすぐ通算4000号を迎える『週刊ベースボール』は、プロ野球の歴史とともにある。セ・パ両リーグから毎年各1球団が優勝チームとなり、どちらかが日本シリーズを制する(2007年以降は優勝しないチームが日本一になることもあるが)中から、「史上最強のチーム」を探すのが今回の企画の趣旨だ。
2リーグに分立した1950年以降のプロ野球で、「リーグ3連覇以上したチーム」「その年の日本シリーズで無敗だったチーム」「ペナントレースで2位に15ゲーム以上の差をつけて優勝したチーム」という3つの観点から、それぞれ該当するチームをピックアップした。
まず、「リーグ3連覇以上」であるが、これに関しては65年から73年までの巨人の9連覇が群を抜いている。王貞治、長嶋茂雄の「ON砲」を中心に、
柴田勲、
土井正三、高田繁、森昌彦(のち
森祇晶)と言った名わき役、堀内恒夫、高橋一三と言った投手陣(初期は400勝投手・
金田正一、エースのジョーこと
城之内邦雄、8時半の男・
宮田征典もいた)というメンバーで前人未到の9連覇。しかも、9年すべてで日本シリーズを制したのだから、永久に更新されることのない不滅の大記録ではないだろうか。
セ・リーグでそれに次ぐのがやはり巨人で、55年から5連覇。51年から53年までも3連覇しており、
中日が優勝した54年を除いて9年間で8回リーグ優勝している。大雑把に言うと、50年代が「監督・
水原茂(水原円裕)、選手・
川上哲治、
与那嶺要、
別所毅彦」の時代。その後の9連覇は「監督・川上、選手・長嶋、王、堀内」の時代だった。51年から73年までの23年間に限ると1794勝1134敗77分け(勝率.613)で19回リーグ優勝しているのだから、「名門」と呼ばれるのも当然の圧倒的な強さだ。
その間、パ・リーグでは「野武士軍団」「流線型打線」こと
三原脩監督の西鉄(現
西武)が56〜58年、「400フィート打線」こと
鶴岡一人監督の南海(現
ソフトバンク)が64〜66年、そして
西本幸雄監督の阪急(現
オリックス)が67年の初優勝から3連覇した。
特筆すべきは西鉄ライオンズで、日本シリーズでも3年連続で巨人を破り、3連覇を果たした。巨人は主砲・川上が現役晩年を迎えていた一方で、西鉄には
中西太、
豊田泰光、ベテラン・
大下弘らの強力打線にエースが「神様・仏様」こと
稲尾和久と勢いがあった。西鉄・三原監督はもともと巨人出身で、水原監督がシベリアから帰還したことで追われるように西鉄入りしたという「因縁」もあり、豪快な地方球団(当時の福岡は東京から遠かった)の西鉄が3年連続で水原監督のエリート軍団・巨人を倒したことは、巨人一強時代に風穴を開けた画期的な出来事だった。
70年代は阪急、80年代は西武
パ・リーグは、70年代後半に阪急が4連覇。西本監督のあとを継いだ知将・
上田利治監督が率いる
山田久志、
福本豊、
加藤秀司などの勇者たちが新たな黄金時代を築いた。75年は初のリーグ優勝を果たした
広島を日本シリーズで1勝もさせずに初の日本一に輝き、76、77年は・・・
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