今年の両リーグの最下位だったロッテ、ヤクルトが監督交代を発表した。いずれも二軍監督を経験した元スター選手の、満を持しての監督就任。チーム再建への道は、ここから始まる――。 
ロッテ・サブロー新監督[右]の就任会見の司会は一昨年までの球団の場内アナウンス担当で、現在は千葉・行徳でカフェを経営する谷保恵美さんが務め、「サブロー」コールを披露した[写真=戸加里真司]
ロッテのサブロー新監督が10月8日に就任会見。現役時代のほとんどをロッテで過ごし、
巨人にトレードされてもFAで戻ってきたほどのロッテ愛あふれる新指揮官は二軍監督を経て、今年6月から一軍ヘッドコーチを務めた。監督としての抱負は「甘さを取り除き、練習の質と量を追求したい」と、今秋、来春のキャンプは厳しくなるだろうと宣言。
井口資仁元監督、
吉井理人前監督と続いたメジャー流の調整法の路線が間違いだったわけではないが、チームの結果が出なかった以上は何かを変えないといけない。「投高打低の時代、打ち勝つのは難しい。伝統でもある粘り強い攻撃とうまい走塁で効率的に点を取り、守り勝つ野球を目指す」覚悟で再浮上を目指す。
同じく再建の道を進むのは、今季5年ぶりの最下位に沈んだヤクルト。10月10日、
池山隆寛新監督が都内で就任会見に臨んだ。6年間務めた二軍監督からの内部昇格に、「めちゃめちゃうれしいという気持ちでいっぱいです」と白い歯を見せた。

ヤクルト・池山新監督[右]と小川淳司GM。小川GMは「チームの状況、選手の状態を知り尽くしている」と監督要請の決め手を語った[写真=兼村竜介]
大きな宿題を抱えてのスタートだ。チームはリーグ連覇から一転、3年連続Bクラス。「理想は当然、打ち勝ちたい」と語るが、今オフにメジャー挑戦する
村上宗隆が抜ける穴はあまりにも大きい。「ダイヤモンドを1回、白紙にしないとそういう(打ち勝つ)野球はできないかなと考えています」と理想の実現へ、まずは“レギュラー白紙”の考えを示した。
「自分のスタイルは一生懸命だけなので、そこは貫いていきたい」(池山監督)
再建を託された2人の新指揮官。期待に応えるべく、がむしゃらに働くのみだ。