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SMBC 日本シリーズ 2025 シーズンを締めくくる大舞台

<ソフトバンク×阪神>ソフトバンクが14安打10得点で快勝 前日の鬱憤を晴らす大爆発!/日本シリーズ第2戦

 

両リーグの覇者が激突するファイナルバトル――。独走でセ・リーグ王者となった阪神は2年ぶりの頂点の座を伺い、混戦のパ・リーグを制したソフトバンクは5年ぶりの日本一奪還を狙う。みずほPayPayドームで火蓋が切られた第1、2戦の模様をお届けする。
写真=毛受亮介、高原由佳、湯浅芳昭、川口洋邦
【第1戦】はこちらから

初回に勝ち越しの適時二塁打を放った山川は2回に試合を決定づける特大の3ラン。5打点の大暴れでチームに勝利を運んだ


 前日のクロスゲームから一転、序盤で思わぬ大差がつくことになったが、初回の攻防が勝敗の明暗を分けたと言っていいだろう。

 阪神は一死一塁から森下翔太が遊撃強襲の打球を放つと、川瀬晃がこれをはじいて二、三塁に。記録は二塁打となったが、相手のミスで先制の好機をつかむと、四番の佐藤輝明が右前へ強烈な適時打を放って先制に成功。二走・森下が本塁突入を自重したのは、続く五番・大山悠輔の勝負強さを考えれば当然の判断だった。しかし、大山はソフトバンクの先発・上沢直之の前に力なく空振り三振。続く高寺望夢も空振り三振に終わり、一気にたたみ掛けることができなかった。

 その裏、ソフトバンクも柳田悠岐周東佑京の連打で無死一、二塁の好機をつくるも、三番・柳町達が犠打の構えからストライクを奪われると、二走・柳田が飛び出してしまい挟殺。頼みの近藤健介も空振り三振に終わり、ミスで好機がしぼんだ上に、あまりに不安定な立ち上がりだった阪神の先発・デュプランティエを立ち直らせてしまったかに思えた。

 だが、「すぐに追いつこうという思いだけだった」という五番の栗原陵矢が、追い込まれながら鋭く一二塁間を抜く同点適時打。小久保裕紀監督も「栗原の同点打があって、今日の展開になった」とたたえる一打で試合を振り出しに戻すと、スタメン復帰を果たした山川穂高の右中間フェンス直撃の2点適時二塁打で勝ち越し、主導権を引き寄せた。

初回に同点打を放った栗原の一撃がゲームの流れをつくった


 立ち直るきっかけを失ったデュプランティエに対し、2回に再びソフトバンク打線が襲い掛かる。二死二塁から、前進守備の左翼と中堅の間を抜ける周東佑京の適時三塁打で1点を加えると、デュプランティエの暴投、近藤の適時二塁打で次々と加点。藤川球児監督はたまらず岩貞祐太にスイッチしたものの、栗原に死球を与え、二死一、二塁となったところで山川に左中間スタンド中段に突き刺さる特大の3ランが飛び出して、勝敗は早々と決した。

阪神は先発のデュプランティエの大誤算があまりにも痛かった


 上沢は「早い回から野手が援護してくれたおかげで、最少失点で粘り強く投げることができた」と2回以降は見違えるような投球。6回まで5安打7奪三振の力投を見せると、打っては周東が最後まで止まらず、日本シリーズ新記録となる1試合5安打。投打で最後まで阪神を寄せつけなかった。

初回に失点を喫したものの上沢は大量援護を背に6回を最少失点にまとめた


周東は日本シリーズ新記録となる1試合5安打をマーク


 昨年の日本シリーズではDeNA相手に本拠地で3連敗を喫していただけに、「勝ちを見せられなかったので、(勝てて)よかった」と安どの笑顔を浮かべた指揮官。星を1勝1敗の五分に戻して、敵地・甲子園へと乗り込むことになった。


■2025日本シリーズ第2戦
■10月26日(日) @みずほPayPay
◆時間=3時間13分◆観客数=3万6910人

[神]●デュプランティエ、岩貞、伊原陵人ラファエル・ドリス湯浅京己畠世周-坂本誠志郎梅野隆太郎
[ソ]○上沢、ヘルナンデス松本晴木村光-海野隆司
[本]山川1号(ソ/2回3ラン)

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