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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「阪神はなぜデュプランティエを先発で使ったのか、その神経が分からない」

 

日本シリーズ第2戦、デュプランティエを先発起用した試合前の藤川監督[写真=BBM]


独善的で自分の策に酔う


 日本シリーズとは大変なゲームである。あの川上哲治さんですら西鉄とのシリーズで不振に陥ると、「俺がいるせいで負けるのならベンチに退がる」と言ったものだ。私なども明日で決着をつけるためには活躍しなければダメだと思うと、興奮して寝つけなかった。

 今年の日本シリーズはソフトバンクが制した。阪神はなぜ第2戦でデュプランティエを先発起用したのか。8月9日のヤクルト戦で投げて以来、一軍登板がなかった投手を使う神経が私には分からない。確かに今季の防御率1.39と実績はあるかもしれないが、この大切なゲームを何だと思っているのか。

 もうひとつ気づいたのは1点を取りにいく野球を阪神がやらなかったことだ。第3戦ではバントで送るべきシーンで強攻させた。得点圏に走者を進めればソフトバンクにプレッシャーを掛けられる。にもかかわらず一気に得点しようと思って打たせた。欲張り野球である。

 こうしてみると阪神の藤川球児監督は、なるほど投手出身の指揮官だなと思う。うぬぼれが強い。独善的で自分の策に酔ってしまうのだ。

 藤川監督はガムをクチャクチャ噛んでいた。その意味を分かっているのか・・・

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