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<週刊ベースボール4000号+α特別企画>プロ野球最強ジェネレーション よみがえる松坂世代 始まりとプロ野球人生を振り返る

 

何年生まれの世代が最強なのか──。たびたび起こる最強世代論争。近年では山本由伸(ドジャース)や今井達也(西武)、牧秀悟(DeNA)を中心とした1998年生まれ世代や、少し前では田中将大坂本勇人(ともに巨人)、前田健太(元ヤンキース傘下)、柳田悠岐(ソフトバンク)らを中心とした88年世代のプラチナ世代が候補に挙がる。しかし、やはり最も叫ばれるのは、80年世代の『松坂世代』だろう。ここでは松坂世代の始まりとなった98年夏の甲子園の名勝負と、その後、プロ野球の世界で残した成績を振り返る。
写真=BBM

【8月22日・決勝】ノーヒットノーランで伝説へ


横浜[東神奈川] 3-0 京都成章[京都]

 1998年は第80回の記念大会で、史上最多の55校が全国の頂点を目指してしのぎを削り合った。そして国民が注目するなか、松坂世代の代表格である松坂大輔が、後述する250球の熱投から中1日で先発のマウンドに上がった。とは言え、前日21日、明徳義塾との準決勝もノースローだったわけではない。試合は7回表を終えて0対6と土壇場に追い込まれていた。しかし、8回裏の攻撃で4点を挙げ追い上げムードになると、9回表のマウンドに上がり、15球で三者凡退に抑え、その裏の逆転サヨナラを呼び込んだ。

 決勝のマウンドに上がった松坂の体は、明らかに重そうだった。先頭打者に直球を思い切り引っ張られ、強烈な打球は三塁・齊藤の足元を襲う。しかしこれをグラブに当てて一塁に送球し、最初の打者を打ち取った。二番にも四球を与えたが、次の打者を5-4-3の併殺打として切り抜けた。すると松坂は尻上がりに調子を上げていく。打線も4回に松本勉がソロ本塁打を放つなど、効果的に加点した。

 そして無安打で訪れた9回裏。二死からこの日3つ目の四球を出したが・・・

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