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楽天・辰己涼介、DeNA・桑原将志ら8人がFA宣言 権利行使の先に待つ未来は?

 

11月13日にFA権行使を宣言した選手との交渉がスタートした。残留か移籍か――。人生の岐路に立つ男たちの決断はいかに。


 今年も選択の時期となる。11月12日、日本野球機構(NPB)から、2025年度のフリーエージェント(以下FA)宣言選手が公示された。

 25年はクライマックスシリーズ(CS)を含む両リーグの公式戦が終了した2日後の10月22日に、NPBからFA有資格者が公示された。その後、日本シリーズ終了の翌日から、土日祝日を除く7日間以内(10月31日〜11月11日まで)に、コミッショナーにFA権行使の旨を文書で申請する。12日にNPBからの宣言選手の公示を受け、13日以降から所属球団を含め、全球団との交渉が解禁。これがFAの一連の流れだ。

 今年度の宣言選手はFA有資格選手104人のうち8人。そのうち国内FA宣言選手が東浜巨(ソフトバンク)、石井一成松本剛(ともに日本ハム)、辰己涼介(楽天)の4人。海外FA宣言選手が則本昂大(楽天)、伊藤光、桑原将志(ともにDeNA)、松葉貴大(中日)の4人となった。(※11月18日に伊藤光は楽天に移籍が発表)

 今季新たにFA権を取得したのは計30人(国内FA権が18人、海外FA権が12人)。特に、国内FA権を取得した阪神不動のリードオフマン・近本光司の去就に大きな関心が寄せられたが、宣言期限となる11日まで熟考の末、残留を決めた。

 宣言選手の中では、辰己と桑原の両外野手に注目が集まっている。

 辰己は5年連続5度目のゴールデン・グラブ賞を受賞。また、リーグ7位タイの20盗塁を決めた走塁も魅力。一方の桑原は、今季106試合に出場し、リーグ4位の打率.284を記録。「自分の野球人生と真剣に向き合い熟考を重ねた結果、後悔なく過ごしたい」と行使を決断した。ともに金銭又は選手による補償が必要なBランクとみられるが、獲得に動く球団は現れるのか。

 また、補償がいらないCランクとみられる中での目玉は石井だ。安定感のある守備が魅力の内野手で、今季は108試合に出場し自己最多の86安打、6本塁打と打撃も飛躍。FA権は昨季取得していたが、「ほかの球団の評価を聞いてみたいという思いで提出しました」と宣言に至った経緯を説明。すでに西武が獲得に向け調査を進めており、その動きに関心が集まる。

 昨年は有資格者9人がFA宣言をすると(国内FA7人、海外FA2人)、半数を超える6人が国内外の球団に移籍。宣言残留を認める球団も多いが、昨年同様、宣言した選手の多くが移籍を決める可能性もある。

 FA権は、一定期間一軍登録をされた選手しか手にすることができない貴重な権利。他球団からの評価を聞いたうえで、残留を決めるのか。はたまた今後の野球人生を見据え、新天地を求めて移籍するのか。今後の動向と選択に熱い視線が注がれる。

■FA権行使選手一覧

注)△は野手は左打、投手は左投、年俸、ランクは推定、アミカケは海外FA権行使
11月18日に伊藤光は楽天に移籍が発表

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