2025年のプロ野球を締めくくる年間表彰式「NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD」が11月26日に都内ホテルで開催された。日本シリーズを4勝1敗で阪神を圧倒したソフトバンクが、5年ぶりの日本一へと輝いた今年のプロ野球。順位の確定とともに、個人記録が出そろい、今季の輪郭がようやく整った。多くのドラマを刻み、長い戦いの余韻を抱えたまま、一年の総決算となる舞台にシーズンを彩った選手たちが集結した。 写真=高原由佳、兼村竜介 【後編】はこちらから 
両リーグのMVP、新人王、ベストナインに輝いた選手たちがそろった
栄光の瞬間
シーズンにおいて優秀な記録を残した監督、選手、プロ野球の発展に貢献をしたスタッフらを表彰するNPB AWARDS 2025。式は二部で構成され、第一部ではファームで活躍した選手、スタッフらを表彰した。続く第二部では今季リーグ優勝したソフトバンクと阪神の選手らを中心とした、最優秀選手(MVP)、新人王、ベストナイン、特別表彰などを発表。新人王のプレゼンターは
掛布雅之氏(元阪神)、セ・パベストナインのプレゼンターは球心会代表の
王貞治氏(ソフトバンク会長)が務めた。
会場が静けさに包まれる中、今シーズンを振り返る映像が流れ、授賞式の幕が上がった。タイトル受賞者はプレー映像とともに入場。選手とファンの間で栄光の瞬間が共有されるたび、場内は柔らかな拍手に包まれた。ステージ中央にスポットライトが当たると、選手たちは緊張と喜びが混ざった表情へと変わった。
セ・リーグを制した阪神は監督を含む9人が受賞された。勝率第一位(.778)、最多勝利(14)、最多三振奪取(144)に選ばれた
村上頌樹は「昨年は悔しかったので、今年やり返すという意味では3つのタイトルを獲れて良かった」と喜び、昨季の7勝11敗の負け越しを糧にした。
楽天の
宗山塁が新人遊撃手としては1981年の
西武の
石毛宏典以来44年ぶりとなるベストナインに選出された。投票総数229票中45票を獲得するも3位にとどまり、新人王には届かなかったものの、「すべてが初めてのことで、すべてが自分のいい経験になった。来シーズンは今シーズン以上の成長したところをお見せできるように頑張って、開幕を迎えたい」と2年目の活躍を誓った。
正力松太郎賞はソフトバンクの
小久保裕紀監督が受賞。また、今季のワールド・シリーズで2001年の
ランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)以来24年ぶりに3勝を挙げ、同シリーズMVPに輝いたドジャースの
山本由伸が正力松太郎賞の特別賞に選ばれた。
その年のNo.1先発投手に送られる
沢村栄治賞は、最多三振奪取と最多勝利の2冠を達成した
日本ハムの
伊藤大海が選ばれた。「先発投手であり続けることにこだわった結果が、今日この賞を受賞できた。感謝の気持ちを忘れず、来年はリーグ優勝、日本一と恩返しできるように頑張りたい」と話し、来季こそ頂点に立つ覚悟を示した。
最後は、両リーグのベストナインが壇上に勢ぞろい。圧巻のステージで2025年を締めくくった。
エースと主砲の共演
MVPは両リーグともに優勝チームからの選出となった。パ・リーグはソフトバンクのL.
モイネロが初受賞。外国人選手の選出は2017年の同球団のD.
サファテ以来8年ぶりとなった。17年に育成で入団し、6月に支配下へ。来日9年目の今季は24試合に先発し12勝3敗、防御率1.46とリーグ2連覇と5年ぶり日本一に貢献。2年連続で最優秀防御率に輝く抜群の安定感を見せ、初のベストナインにも選ばれた・・・
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