
背番号「9」のユニフォームを身にまとい、笑顔を見せる松本[写真=菅原淳]
2025.11.27@都内ホテル 柔らかな笑みの中に確かな決意が感じられた。
日本ハムからFA宣言をして
巨人へ移籍した
松本剛が11月27日、都内で入団会見に臨み、背番号「9」のユニフォームを披露した。
「正直、すごく悩んだ。この1、2年、悔しいシーズンが続いている中で、最初に声を掛けてもらい、阿部(
阿部慎之助)監督に『力になってほしい』と言われ、もう一度自分を鍛え直したいと思った」
2022年は打率.347で首位打者に輝いたヒットメーカーにして、シーズン20盗塁以上が2度、広い守備範囲と強肩も備えるオールラウンダーだが、この2年はコンディションが整わなかったこともあり打撃が低迷。今季は若手の台頭もあって66試合の出場にとどまっていた。日本ハムではチームリーダーの1人として躍動。「北海道で育ててもらい、ファイターズで成長させてもらった。感謝の気持ちでいっぱい」と強い思いは残しながら、新天地でのチャレンジを決断した。
小さいころからの生粋のジャイアンツファン。背番号については「9だったらうれしいというのがあった」と明かす。「9と言えば清水さん(
清水隆行)や亀井さん(
亀井善行、現外野守備兼走塁コーチ)。自分もレギュラーとしてチームを引っ張っていきたい」と意気込みを口にする。
チームは今季、外野陣のレギュラーを最後まで固定できず、特に右打ちの実力者は補強ポイントの一つだった。日本ハム時代は16年に日本一になっているものの、一軍での出場はわずか12試合。「全試合に出場したい。主力として日本一になりたい」と決意を語る新たな背番号9がV奪回、14年ぶりの日本一へ向けた大きなピースとなる。
今オフは松本を含め8選手がFA宣言をしているが、18日には
楽天が
伊藤光(
DeNA)、25日には
西武が
桑原将志(DeNA)と契約合意したと発表。
松葉貴大は
中日残留を選択し、30日現在、
則本昂大、
辰己涼介(ともに楽天)、
東浜巨(
ソフトバンク)、
石井一成(日本ハム)の去就は未定だ。