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子どもたち、野球界の未来のために球心会が「日本野球界の未来会議」開催

 

ソフトバンク王貞治会長が代表を務める球心会は12月10日、経済界、野球界OBなどを交え、「日本野球界の未来会議」と題してディスカッションを行った。〜将来の子どもたちのために、今、野球界・スポーツ界としてすべきこと〜をテーマに、今後進むべき道を議論した。

今回の会議には球心会代表の王貞治氏[右から3人目]、副代表の栗山英樹氏[左から3人目]のほか、野球界OBではアンバサダーを務める[左から]岩隈久志氏、立浪和義氏、井口資仁氏、上原浩治氏が参加した


 子どもたちの将来、そして野球界の未来を話し合った会議は2時間近くに及んだ。しかし、会議を終えた王代表の表情には疲れは見えず、充実感に満ちあふれていた。

「皆さん、それぞれの世界の方々からいろんな意見をいただいて、大変ありがたかったです。やはり野球界にいるものとして、『この考え方とは違うね』など、いろいろな意見が出て、そういう見方があるんだと、いい勉強になりました」

 野球界にとどまらず、財界など異なる立場から寄せられた意見に確かな手応えを感じていた。印象的だったのは、今後、野球界がどういった方向に進むのかというところで、さらにその一歩先の意見が出たことだ。

「野球界といっても子どもたちからプロまで幅広いから、全員に完璧な意見はありません。だからこそいろいろな意見を集めていかなくてはいけない。われわれは手を挙げた以上、少しでも前に進めるように、どんどん情報交換をできる形を作っていきたい」

 日本野球界には、最近こそ緩和されてきたが、依然としてプロとアマの垣根があることは否めない。しかし、サッカーは小学生からプロまで日本サッカー協会が管轄している。

「今回はサッカーの岡田武史さんが来ていましたが、話を聞くと何かを進めるにはすごくやりやすそうに感じました。野球界も組織は一本になっていませんが、連携を密にして、意見交換をしていかなくてはいけない」

 野球界も各組織でさまざまな活動をしているが、その組織だけで完結してしまっていて「もったいない」と王代表は話す。それを上下ではなく、横につなげて情報を交換・発信していく場を作る。日本球界の各組織の中心に入って、橋渡しする役割を担うことも考えている。

球心会評議員の元サッカー日本代表監督の岡田武史氏[左]らも交え、活発な議論が行われた


 2026年にはWBC開催も控えており、大谷翔平(ドジャース)の参戦も決まった。

「大谷君が出場してくれるので日本での盛り上がりもものすごく大きなものになる」

 日本中が一体となるWBCを追い風にして、野球界の底上げに生かしていく。
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