強豪チームへの移籍となった。ポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた巨人の岡本和真内野手がブルージェイズと4年契約、西武の今井達也投手がアストロズと3年契約でそれぞれ合意。もう一人の西武・高橋光成投手は西武への残留を決めた。 写真=BBM 岡本和真(巨人→ブルージェイズ) 打倒・ドジャースの切り札と4年契約へ

超強力打線において自身の打撃で挑戦となる岡本。巨人のときと同じ力が発揮できれば、ブルージェイズにとっては大きな戦力となる
交渉期限残り28時間を切ったところで、MLB屈指の強豪チームで力を試すことを決意した。巨人からポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた岡本和真内野手が、現地時間1月3日、ブルージェイズと4年契約で合意したことが判明した。内容は4年総額6000万ドル。この中には500万ドルの契約金が含まれ、契約破棄条項(オプトアウト)はないと見られている。また、この移籍にともない巨人への譲渡金は1087万5000ドルになる見込みだ。
昨季、ドジャースとワールド・シリーズで死闘を繰り広げ、日本のファンにも認知されたブルージェイズで腕試しだ。メジャー屈指の強力打線の中に加わる。だが、三塁にはポストシーズンで4割を超える打率を記録し、シーズンでも157試合に出場し9本塁打、50打点、打率.277のアーニー・クレメントがおり、一塁にはチームの顔、ブラディミール・
ゲレーロ・ジュニアが控える。
DHにも昨季32本塁打で打率.309の今季37歳になるジョージ・スプリンガーというメジャーを代表する打者もいる。唯一、レギュラーを奪えそうなのが左翼だ。31歳のネイサン・ルークスは打撃が弱い部分がある。いずれにせよ、三塁か左翼でのレギュラーを目指すことになるが、チーム力はドジャースに引けを取らず、「打倒・ドジャース」の筆頭格。二塁手のボー・ビシェットがFAで抜けた場合には、岡本には大きな期待が寄せられる。オープン戦から結果が求められる状況ながら、強豪で岡本の夢をかなえていくことになった。
今井達也(西武→アストロズ) 4年ぶり世界一奪還の先発の軸として

日本人投手として史上3番目の年俸でアストロズに加入した今井。強豪チームの先発ローテーションの一角としての活躍が期待される
西武からポスティングシステムを利用し、MLB移籍を目指していた今井達也投手。現地時間1月2日、アストロズが契約合意を発表した。契約は3年総額5400万ドルをベースに、投球回数が100イニングに到達した場合、毎シーズン300万ドルの出来高が加算される。さらに2度のオプトアウト権も盛り込まれている。西武に支払われるポスティングフィー(移籍譲渡金)は997万5000ドル。出来高の達成回数に応じて、追加で約20万ドルが支払われるとされている。
アストロズは2017年から24年までの8年間で7度のア・リーグ西地区優勝、17、22年には世界一に輝いた強豪。昨季は16年以来となるポストシーズン進出を逃したが、ゲーム差3の地区2位。今季も世界一を目指せるチームだ。
現時点で、今井は先発ローテーションの三〜四番手としての起用が見込まれている。21年から5年連続で2ケタ勝利を挙げた左腕エース、フランバー・バルデスがFAのため不在と仮定すれば、エース格は昨季185回1/3を投げたハンター・ブラウン。二番手には、22、23年に2ケタ勝利をマークし、トミー・ジョン手術明け2年目を迎えるクリスチャン・ハビアー。メジャーでの実績が十分ある右腕2人に次ぐ柱として、活躍が期待されている。
メジャー挑戦に際し、「ドジャースを倒したい」と語っていた今井。アストロズはア・リーグに所属しているため、ドジャースとの対戦が実現するとなればワールド・シリーズがその場となる。夢の舞台で躍動する右腕の活躍に期待が高まる。
■歴代日本人投手MLB移籍時平均年俸 西武残留の高橋光成 残留で7年ぶりのリーグ優勝へ
ポスティングシステムを利用し、MLB挑戦を表明していた高橋光成の西武残留が、1月4日に球団から発表された。メジャー契約の打診も複数届く中で、2026年シーズンも引き続き西武でプレーする道を選択。順調にいけば、今季中に海外FA権を取得する見込みだが、チームは3年連続Bクラスに低迷している。まずは19年以来遠ざかっているリーグ優勝に貢献するために、右腕はエースとして腕を振る。