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楽天からFAの則本昂大が巨人へ 先発としての復活を期す

 

則本昂大[写真=BBM]


 昨年オフの田中将大に続き、またも楽天の看板選手である大物右腕が伝統球団へと加わることになった。

 巨人は1月16日、楽天から海外FA権を行使していた則本昂大を獲得したことを発表。推定で3年総額13億円の大型契約で、背番号は「43」となる。オフのFA補強は日本ハムから獲得した松本剛に続いて2人目だ。

 通算120勝、48セーブを誇る35歳の右腕は、昨年11月上旬にMLB移籍を目指して権利を行使。今年になってMLB球団からのオファーが伝えられたもののNPB残留を決断すると、以前から動向を注目していた巨人が複数球団との争奪戦を制する形となった。

 楽天では2024年にクローザーに転向すると、32セーブで最多セーブのタイトルを獲得。昨季も主にリリーフとして56試合に登板したものの、ルーキーイヤーからの6年連続を含む8度の2ケタ勝利、14年から5年連続で最多奪三振のタイトルを手にするなど、キャリアの大半を先発として過ごしてきた。

 チームは先発ローテーションの立て直しが急務。昨季は先発の平均投球回がリーグワーストの5.41回に終わり、戸郷翔征の不振もあって2ケタ勝利は山崎伊織のみで、シーズン終盤には深刻な先発陣の駒不足に陥った。ドラフトでは1位の竹丸和幸を筆頭に上位3人は即戦力投手を指名。新シーズンに向けて先発候補の新助っ人を3人補強していた。阿部慎之助監督も「先発ローテーションに入ってくれたらうれしい。本人の意向も聞きたい」と期待をかけており、則本自身も先発起用に向けて自主トレに励んでいる。田中将を含め、激しい先発ローテ争いが繰り広げられることは必至だ。

 同時に指揮官は「クローザーの経験もあるので、あっては欲しくないが、何かあったときのためにそういう経験を生かして、何かあったときには彼がいるという安心感がチームにあると思う。すごく素晴らしい補強をしていただいた」と言葉を続けた。経験豊富なベテラン右腕が、投手起用の幅を広げることは間違いない。

PROFILE
のりもと・たかひろ●1990年12月17日生まれ。178cm82kg。滋賀県出身。右投左打。八幡商高-三重中京大-楽天13[2]-巨人26=14年。新人王13、最多奪三振14〜18、最多セーブ24。
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