第98回選抜高校野球大会(3月19日から13日間。準々決勝、準決勝翌日の休養日各1日を含む。雨天順延、阪神甲子園球場)の出場32校を選出する選抜選考委員会は1月30日、大阪市内で行われる。一般選考枠30校に加え、21世紀枠は2校。昨年12月12日に発表された全国9地区の推薦校のうち2校を紹介する。(学年表記は26年4月以降の新学年) 取材・文・写真=沢井史 
若狭高は学校創立1897[明治30]年、野球部創部1922[大正11]年の歴史がある。過去に春3回、夏7回の甲子園出場実績があり、春は1974年が最後。部員32人が一体感を持って取り組んできた
実力伯仲の県勢力図
福井県大会では2025年春に4強、24年夏には8強と、安定した力を発揮してきた。昨秋の県大会で準優勝。28年ぶりに出場した北信越大会では1回戦で中越高(新潟)に3対11で敗退した。地域の保育園、中学校での野球普及活動を行っていることなどが評価され、21世紀枠の北信越地区の推薦校に初めて推薦された。
「先輩たちが残してくれた活動でもあるし、地域の熱い応援があったおかげです」と吉田大晟主将(3年)。荒木康監督も北信越地区としての推薦に感謝の意を述べるも、現戦力についてこんな本音ものぞかせていた。
「例年は中心になる投手や核になるバッターがいるんですけれど、今年はそこまで中心になる選手がいないので、選んでいただいていいのかなというのが本音です」
野球部創部は1922(大正11)年。100年以上の歴史を誇る同校は春は3回、夏7回の甲子園出場がある。
川藤幸三氏(元阪神)の母校として知られ、同氏が3年生だった67年は春夏連続で甲子園に出場した。69年夏には準決勝まで進出した実績があるが、以降は86年夏から8季連続で甲子園に出場した福井商や、近年は敦賀気比高、北陸高、福井工大福井高など私学の壁に跳ね返されてきた。同校OBの荒木監督は言う。
「甲子園に行こうと思えば、県で優勝しないといけない。そうするには気比に勝たないといけないんですけれど、ウチと気比を比べたら戦力的に差がありすぎる。今回、北信越大会に出て思ったのが、(2位で出場しても)あそこから3回勝たないとセンバツに行けない。3回も勝つなんて至難の業だと思いました」
福井県は加盟校が30校ほどだが・・・
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