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競技普及が進むBaseball5 第3回日本選手権が横浜で開催 オープン、ユースの部で熱戦展開

 

ユースの部はHANASAKI5[花咲徳栄高・埼玉]が初優勝した[写真=小川誠志]


硬式野球部として活躍


 第3回Baseball5日本選手権が1月17、18日に神奈川・横浜武道館で開催され、各地区予選を勝ち抜いたオープンの部12チーム、ユースの部8チームが熱戦を繰り広げた。

 Baseball5は1チーム5人でプレーする野球・ソフトボール型の新しい競技だ。バットやグラブを使わず、手でボールを打つところからインプレーになる。1セット5イニング制、2セット先取で勝利が決まる。公式国際大会では男女それぞれが必ず2名以上フィールドに立たなければならない。現在、80カ国以上でプレーされるなど広がりを見せている。

 ユースの部決勝はHANASAKI5(花咲徳栄高・埼玉)が横浜隼人Clovers(神奈川)をセットカウント2対1で破り初優勝した。HANASAKI5の主将・MF(9人制野球での投手の位置を守る)として好守でチームを引っ張った岩村敬太朗(3年)が男子最優秀選手賞を獲得した。「自分がこんな賞をもらえるとは思っていなかった。練習を頑張ってきてよかった」と笑顔を見せた。

 岩村は硬式野球部では俊足・好守の内野手として活躍。昨夏は一番・二塁手として埼玉大会を戦い、櫻井ユウヤ(ロッテ4位)を擁する昌平高に4回戦で敗れた。

 昨年4月に初めて体験したBaseball5に興味を持ち、夏の大会後は硬式野球の練習と並行してBaseball5をプレー。9月には侍ジャパンBaseball5ユース代表に選ばれ、メキシコで行われた第2回WBSCユースBaseball5ワールドカップに出場。日本は16チーム中7位の成績を残した。帰国後、男子硬式野球部、女子ソフトボール部、女子硬式野球部の3年生選手に声をかけチームを結成。今回の日本選手権に臨んだ。

卒業後は大学でプレー


 Baseball5ユース世代のトップを走ってきたのは横浜隼人高だった。

 日本選手権ユースの部では横浜隼人勢が第1、2回と連覇。今回、決勝に勝ち上がった横浜隼人Cloversには、昨秋、侍ジャパンで岩村とチームメイトだった選手が3人いた。

 決勝3セット目、同点で迎えた5回裏、満塁の場面では岩村の一打で三塁走者が生還、サヨナラ勝ちを決めた。「真ん中に強く打つことを意識しました。相手は日本代表で一緒にやってきたメンバーですから、相手の動く方向などを予測しながら打ちました」と岩村は胸を張る。

 花咲徳栄高を卒業後、岩村は大学野球界の強豪・国際武道大(千葉県大学野球連盟)へ進学する。北海道札幌市出身で、昨秋のドラフトでロッテ1位指名を受けた石垣元気(健大高崎高)とは中学時代に在籍した、硬式野球チーム・洞爺湖シニアでチームメイトだった。

「石垣の活躍は刺激になっています。自分は大学では4年間、硬式野球に専念して、プロ入りを目指して頑張ります。Baseball5の経験は野球のフィールディングやハンドリングに生かせると実感しているので、後輩たちや全国の野球部の人たちにも経験してもらいたい。自分もいずれ機会があったらまたBaseball5をプレーしたいです」と今後の目標を語る。

 なお、オープンの部決勝ではジャンク5エレメンツA(神奈川県横浜市)が5STARs(埼玉県加須市)をセットカウント2対0で、2年ぶり2度目の優勝を決めた。(取材・文=小川誠志)
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