
2026、27年の大学日本代表の指導陣は結束を誓った。左から大島コーチ、溝口コーチ、鈴木監督、川村コーチ[写真=BBM]
2つの徹底事項
全日本大学野球連盟の監督会が1月20日から2日間、神奈川県横浜市内で開催され、176人が参加した。慶大・堀井哲也監督は2期2年目(計4年目)の監督会会長を務める。冒頭では全日本大学野球連盟・本郷茂副会長から昨年2月の日本学生野球協会の評議員会で公表された「処分基準の明確化」(これまでは前例に従う形で決めていたが、新たに処分基準をまとめ、同協会ホームページで公表。昨年4月から施行)の説明があった。
堀井会長は2024、25年と侍ジャパン大学代表の監督を歴任し、昨年で任期の2年を終えた。新体制として監督に鈴木英之氏(関西国際大監督)、コーチに川村卓氏(筑波大監督)、溝口智成氏(杏林大監督)、
大島公一氏(法大監督)が就任。昨年10、12月の同連盟理事会での承認を経て、この日の監督会前に行われた常任委員会でも承認されたことが報告された。
この日は5戦全勝優勝を飾った昨年の日米大学選手権の報告があった。堀井監督が告げた「コンディショニング」と「役割」を、安江均コーチ(名城大監督)が学生にうまく伝達。森本吉謙コーチ(仙台大監督)は「大学野球界の勝利」、鳥山泰孝コーチ(国学院大監督)は「積極的なコミュニケーションが充実した結果」と勝因を語り「大学ジャパンの活動の充実度が、大学野球の発展につながる」と今後の運営協力を呼びかけた。
指導者4人が団結
26年の大学日本代表はワールドカレッジベースボールチャンピオンシップ(仮称、7月9〜15日、台湾)に出場する。アメリカの呼びかけにより日本、さらには台湾が賛同する形でスタート。開催地域の取り決めとして「招待枠」が設けられ、韓国が出場する見込み。なお、全日本大学野球連盟によれば27年はアメリカ、28年は日本開催が予定される。昨年で45回の歴史を数える日米大学選手権は原則、隔年で日本、アメリカで開催されてきたが、同チャンピオンシップのタイミングを見ながら、今後の開催を検討していく。
代表候補選考合宿は全日本大学選手権後の6月20日から3日間、バッティングパレス相石スタジアム平塚で開催(出場登録数は未定)。7月2日から7日まで同球場で直前合宿を開催し、現地へと乗り込む日程だ。
鈴木監督は決意と経過を語った。
「過去に3人の監督の下でコーチをさせていただき、日の丸を背負うことがどれほど大変なことかということは、誰よりも分かっているつもりです。引き受けるにはそれなりの覚悟が必要でしたが、この2年間、覚悟を決めました。優秀なコーチ3人が就いていただけるので、4人で力を合わせて日本代表として戦っていきます。溝口監督と川村監督はかつて大久保監督(大久保哲也、九産大監督)の下で、私もコーチをさせていただき、一緒に戦う中で心強いということで再度、私のほうからお願いしました。大島監督はプロでのコーチの経験があり勉強熱心です。我々もいろいろと教えていただける、と。年齢が近いこともあり、この3人で、やっていただくことになりました」
なお、初日は小山克仁(全日本大学野球連盟審判部長)による規則説明があった。また、弁護士の椿原直氏による「『終わり方』を意識して、不祥事をなくす・減らす」、日本野球機構・平田稔野球振興室長による「NPBの野球振興活動と大学野球」についての講演が行われた。2日目は特別講演として2023年のWBCヘッドコーチとして3大会ぶり3度目の世界一を遂げた
白井一幸氏が「2023WBC侍ジャパンがつかんだ世界一の感動」を主題に講演した。2日間、参加者は研修で学びを得るとともに、各大学の指導者と親睦を深めた。