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新指揮官それぞれの船出 巻き返しを誓うDeNA、ヤクルト、ロッテの再出発

 

昨年はセ・リーグ2位に終わったDeNA、そして両リーグの最下位だったヤクルトロッテは新監督が就任して「チーム再建」のシーズン。それぞれのキャンプ地で新たなスタートを切った。

練習開始前に天候・安全祈願を実施したDeNA・相川亮二監督[左]と主将へ復帰した筒香嘉智[写真=横山健太]


 新監督を迎えた3球団が、それぞれの思いを胸にキャンプインした。指揮官交代という節目を経て迎えた新シーズン。その第一歩には、各チームの現状と目指す方向性が色濃く表れている。

 DeNAは宜野湾キャンプ初日、練習開始前に天候・安全祈願を実施した。相川亮二監督は、7年ぶりに主将へ復帰した筒香嘉智とともにチームを代表して祈念。前日の歓迎セレモニーでは「27年間、優勝できていない現実に向き合い、必ずリーグ優勝、日本一を勝ち取りたい」と強い決意を語った。初日から投内連係など実戦を意識したメニューで締まった空気が漂い、三浦大輔前監督から継承した背番号81とともに、28年ぶりのリーグ制覇へ相川体制が本格的に動き出した。

 ヤクルトは浦添で一軍キャンプを開始。3年連続Bクラスからの再建を託された池山隆寛監督は、「元気・対話・笑顔」をテーマに掲げ、明るく強いチームづくりを目指す。歓迎式典では「ケガ人をなくし、いいキャンプにしたい」と語り、主力の相次ぐ離脱に苦しんだ昨季を踏まえ、まずは完走を最優先に据えた。キャンプ初日からレギュラー白紙を反映した新布陣も試され、還暦を迎えた指揮官は自身の体調管理にも気を配りながら、戦力の見極めを進めていく。

還暦を迎えたヤクルト・池山隆寛監督は歓迎式典で「ケガ人をなくし、いいキャンプにしたい」と語った[写真=井田新輔]


 ロッテのサブロー新監督は、都城キャンプで始動した。「今年は丙午(ひのえうま)の年。情熱と勢いを力に変え、ここで土台をつくる」と語り、若手からベテランまでの全員競争を宣言。前西武監督の松井稼頭央氏を臨時コーチとして招へいし、さらにネフタリ・ソトを球団28年ぶりの外国人主将に任命するなど、改革色を前面に押し出した。「昭和流」を掲げる厳しいキャンプの中で、挑戦を恐れない集団をどうつくり上げるか。その哲学が、都城の地で試されていく。

「昭和の厳しい練習」を再現するロッテ・サブロー監督[右]もチーム再建に挑戦する[左は西岡剛コーチ/写真=戸加里真司]


 新たな指揮官の下で踏み出した3球団の門出。アプローチは異なれど、再出発に懸ける思いは共通している。それぞれの第一歩が、長いシーズンの行方を占うことになりそうだ。
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