史上5校目となる夏春連覇への挑戦。当落線上から出場権を得た昨夏の覇者は、開幕試合で帝京高と対戦する。プロ注目の二本柱を擁するが、オープニングの入りは難しい。だが、どんな場面も動じない精神力がある。 取材・文・写真=仲本兼進 
選抜選考委員会が行われた1月30日。沖縄尚学高は九州地区ラスト1枠で2年連続9回目の出場を決めた
終始、表情は硬いまま
1月30日、沖縄尚学高の講堂。九州地区の最終5枠目として校名が読み上げられると、発表を見守っていた学校関係者や保護者から歓声と拍手が湧き起こる。しかし、パイプ椅子に座る選手たち、そして比嘉公也監督の表情は終始、硬いままだった。
昨秋の九州大会では準々決勝で神村学園高に1対4で敗退し、自力での出場が不透明な当落線上にいたからだ。九州国際大付高が明治神宮大会で優勝したことによる明治神宮大会枠がもたらした吉報。主将・山川大雅(3年)は「九州で4強に入れず、当確ラインではない中での発表だったので、とてもホッとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべ、エース左腕・
末吉良丞(3年)は「選ばれてうれしかったんですけど、そこまで期待していなかった部分もあった」と率直な心境を明かした。「選ばれないかもしれない」と心の準備をして期待値を下げていた彼らは、吉報が舞い込んだ際にも、大きく取り乱すことなく冷静に受け止めていた。
比嘉監督は「実力での選出が理想ですが、プラス1枠で選んでいただいたことは逆に・・・
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