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NPBが新たな年間表彰「損保ジャパン HIKESHI賞」を設立 独自の指標で算出 リリーフ陣にスポット

 

NPBは3月25日、損害保険ジャパン株式会社とパートナー契約を締結し、救援投手を表彰する「損保ジャパン HIKESHI賞」を設立。ホールド、セーブ以外での中継ぎ投手の評価を数値化していく、新たな栄誉である。
写真提供=損害保険ジャパン株式会社

左から損保ジャパンの石川耕治社長、五十嵐亮太氏、磯山さやか氏、NPBの中村勝彦事務局長


活躍を可視化


 これまであまり陽の目を見なかった活躍を輝かせる賞が出来上がった。「損保ジャパン HIKESHI賞」だ。レギュラーシーズンで優れた投球を見せた救援投手たちを対象とし表彰する。ピンチを抑えた貢献度など、独自の指標で算出された1年間の獲得ポイントをもとに各リーグ1人ずつを選出する。登板時に背負った走者の状況などが反映され、ピンチをしのいだ数だけポイントを獲得できる仕組みとなっている。

 日米通算906試合に登板した名リリーバーだった五十嵐亮太氏は「ランナーがいる場面で中継ぎ投手が出ていく場面というのは、本当に試合の流れを決めると言っても過言ではない(重要な)シチュエーションなので、そこにスポットライトを当ててもらえたということがうれしい」と話した。中継ぎ、セットアッパー、クローザーのモチベーションアップにつながることが期待される。

 1981年から2002年までの22年間にわたり、当時の安田火災海上保険(現・損害保険ジャパン)が協賛していた『ファイアマン賞』の精神を受け継ぐものである。過酷な場面を乗り越え、チームの勝利へと導く救援投手の貢献度を可視化していく。

●加点のケース
[1]状況:イニング先頭から登板し3者凡退に抑える。
 計算:(A)1アウト目〜3アウト目:アウト3つ=+3ポイント
    (B)走者を許していない=0ポイント
    (C)得点を許していない=0ポイント
 計算式:(A)3-(B)0-(C)0=+3ポイント

[2]状況:一死満塁で登板し2者連続三振に抑える。
 計算:(A)2アウト目:アウト1つ+1,2,3塁に走者がいる=+7ポイント
     3アウト目:アウト1つ+1,2,3塁に走者がいる=+7ポイント
    (B)走者を許していない=0ポイント
    (C)得点を許していない=0ポイント
 計算式:(A)14-(B)0-(C)0=+14ポイント

●減点のケース
[3]状況:無死1,3塁で登板、一死取るも次打者に本塁打を打たれて交代。
 計算:(A)1アウト目:アウト1つ+1,3塁に走者がいる=+5ポイント
    (B)一人走者を許す=-2ポイント
    (C)3得点許す=-12ポイント
 計算式:(A)5-(B)2-(C)12=-9ポイント

[4]状況:二死1,3塁で登板。二塁打を先頭打者に打たれて1得点許し(二死2,3塁)、後続を抑える。
 計算:(A)3アウト目:アウト1つ+3塁に走者がいる=+4ポイント
    (B)一人走者を許す=-2ポイント
    (C)1得点許す=-4ポイント
 計算式:(A)4-(B)2-(C)4=-2ポイント

HIKESHIポイント=(A)-(B)-(C)
(A)走者状況に応じて重みづけされた獲得アウト価値
1アウト獲得につき1ポイント、さらに前任投手が残した走者がいる場合は加算あり。一塁に走者がいれば1ポイント、二塁は2ポイント、三塁は3ポイントが加算される。
※前任投手が残した走者のみ対象とする(自身が出塁させた走者は対象外)

(B)2×自身が出塁させた走者の数
※併殺崩れで走者入れ替わりによる打者走者の出塁は含まない

(C)4×登板中に許した得点
※前任投手が残した走者の得点を含む

●参照、2025年パ・リーグ上位3名

●参照、2025年セ・リーグ上位3名
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