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ペナントレース熱戦FOCUS 2026

阪神・高橋遥人がお見事3試合連続完封 スキなし! 無双のナイスピッチング!

 

調子が良かったという真っすぐを軸に被安打2、10奪三振で3試合連続完封を達成した阪神・高橋[写真=榎本郁也]


 ケガさえしなければ球界最高峰の左腕と言われ続けてきた。幾度となく故障をし、手術を受け、入団9年目で初の開幕一軍入り。万全の態勢で2026年シーズンを迎えた阪神・高橋遥人。開幕から無双のピッチングを続けている。

 5月6日の中日戦(バンテリン)に先発した高橋は9回を被安打2、10奪三振無失点で2対0の完封勝利を飾った。これで3試合連続の完封勝利となり、球団としては1966年のバッキー以来60年ぶりの快挙。さらに5月までの4完封は69年の若生智男以来57年ぶりという「昭和」に作られた記録を、投手分業制が進んだ「令和」に塗り替えたのだ。

「ストレートが一番良かった。自信を持って投げられた。うまくいき過ぎです。自分の持っているものは出せたと思う」

 今季、真っすぐの最速は150キロ。平均は147.5キロとびっくりするほどの球速は持っていない。だが手元で伸びて打者を手こずらせ、さらに手元で曲がりが大きくなるスライダー、ツーシームなどが面白いようにコースの四隅に吸い込まれていく。今季5度の登板で6安打以上は打たれていていないことが、それを証明している。

「気持ちに波があるとボールにも波が出るので、極力無心で目の前のバッターに集中している」。無双状態を維持するには、体調が万全であることが大前提。そこで1度登録抹消をしてリフレッシュした。4月29日に帰ってきての2試合連続完封勝利。チームが上位をキープしているからこそ、高橋だけに頼らなくていい。だからこそいいコンディショニングで試合に臨めているのだ。

「(この調子を)続けて試合をつくれるように頑張ります」。当然のように3、4月の月間MVPを獲得。ここまで5試合で被安打18で長打は打たれていない。

3、4月で4試合に登板し3完封勝利を飾り、文句なしの月間MVPに。笑顔で会見する高橋[写真=牛島寿人]


 連続完封の球団記録は2リーグ制以降では62年、当時の大エース・小山正明の5試合連続。プロ野球記録は43年の巨人藤本英雄の6試合連続だ。この2つの「昭和」の大記録を「令和」の無双左腕が塗り替えようとしている。
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