
トレード発表の翌日、さっそくスタメンマスクをかぶった山本祐。3連覇を目指すチームで真価を発揮していく[写真=湯浅芳昭]
青天の霹靂の出来事だった。5月12日10時30分、
ソフトバンクと
DeNAの2対1のトレードが発表。
尾形崇斗、
井上朋也がDeNAへ。その交換相手がなんと2024年にゴールデン・グラブ賞、ベストナインに輝いた正捕手、
山本祐大だった。移籍発表から25時間後の13日11時30分には本拠地・みずほPayPayで入団会見。背番号39のユニフォームに袖を通した山本祐は「ソフトバンクで活躍するところを想像しながら今日を迎えられたので、すごくワクワクしている」と力を込め、新天地での活躍を誓った。
決意表明から約4時間後、
西武戦に六番・捕手でスタメン出場。移籍後初のバッテリーを組む相手は8日に支配下登録をされたばかりの
藤原大翔だったが、1点を先制直後の3回にバッテリーミスが絡む2失点を喫し、期待される打撃は3打数無安打、7回には併殺打に倒れた。
1対2で敗れ、「散々でしたね。めちゃくちゃ悔しいです。打撃のほうもそうですし、守備でもいいところがなかった。次はいいところを見せられるようにしたい」と唇をかんだ。だが、
倉野信次投手チーフコーチ兼ヘッドコーディネーター(投手)は「昨日いきなり来て、初日で(6人の投手と)組んで違和感がなかったのは、僕にとって驚き。山本のスキルの高さをベンチで見ていて感じました」と捕手としての能力を絶賛した。
4月22日の首位陥落から山本祐の移籍が発表された5月12日まで7勝8敗と流れをつかめないソフトバンク。投打に波に乗り切れず、3連覇への起爆剤として山本祐を迎え入れた。今後、チームにどのような化学変化をもたらすか注目だ。

5月16日の楽天戦[楽天モバイル]で移籍後初安打。打撃への期待も大きい[写真=川口洋邦]