リーグのコンセプトは「ふるさとの全力プロ野球」。2006年に創立し、翌年4チームで始動したルートインBCリーグは、今季は9チーム体制で20年目のシーズンをスタートさせている。地域振興、野球振興に寄与してきた20年と今後について、運営するジャパン・ベースボール・マーケティングの上野馨太代表取締役社長に聞いた。 取材・構成=相原礼以奈 写真=株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティング提供 
上野馨太社長
高まる存在意義
──20年、継続してこられた要因をあらためてどう考えていますか。
上野 発足時からずっと、現会長の村山哲二が「地域のために」という思いを持って、それを軸に運営してきました。リーグ加盟の9球団は、それぞれ9県で年間計400回ほど、野球教室などの地域貢献活動をしています。地域に受け入れてもらって活動をしてこられた点は、大きな要因と思っています。
──今季は、今後に向けてどんな1年にしたいですか。
上野 20周年ということで、皆さんに感謝を伝える1年にしたいと思っています。その意味で7月4日にオールスターゲームを開催し、ファンの方にBCリーグのもとに集まって楽しんでもらいたいです。リーグと球団が一丸となって、盛り上げてやっているイベントなので、「BCリーグがあって良かったな」と思ってくれる人が一人でも増えたらと思っています。
──19年連続でNPBドラフト指名。選手育成の成果も上げてきています。
上野 地域のために活動する中で、選手育成も非常に重視し、(実績によって)リーグの存在価値が上がっていることはすごくポジティブに捉えています。今年の4月中旬にはエイジェックスポーツ科学総合センターでデータ計測会も開催し、選手の価値という部分がちゃんと目に見えて伝わるような活動をしています。最近はNPBだけでなく、海外の球団に行った選手も4人います。海外を含めて選手の“出口”強化も考えていきたいです。
──NPB球団との試合も年々増えていますね。
上野 発足当初はごく一部でしたが、今季は・・・
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