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「大谷翔平」世代の現在地

水本弦(大阪桐蔭高-亜大-東邦ガス) 特別な仲間「当時から自己管理、何を一番優先すべきかを考えて行動していた」

 

花巻東高時代から「超高校級」として、脚光を浴びていたドジャース・大谷翔平。世界的なスーパーヒーローは現在31歳。かつて、一緒にプレーした同世代は投打二刀流に刺激を受けながら、各方面で活躍している。
取材・文=佐々木亨

「株式会社Ring Match」を設立して4期目。充実の日々を過ごしている[写真=本人提供]


恩師の言葉に発奮


 野球塾や人材派遣事業なども手がける「株式会社Ring Match」を設立して、今年2026年で4期目を迎えた。仕事で愛知県や岐阜県、そして生まれ故郷でもある石川県を行き来する水本弦の表情には、充実の色が浮かぶ。

「大学生のころから、いずれは起業しようと思っていました」

 小学校低学年から野球を始め、中学時代は、かつてPL学園高でプレーした父親がコーチを務める白山能美ボーイズの1期生としてプレー。全国大会では投手として完全試合を達成した。生まれ故郷を離れて進学した大阪桐蔭高では主将として12年の甲子園で春夏連覇。

 亜大では1年時に大学日本代表に選出されるなど、その歩みは華やかだった。プロ野球選手を目指していた時期もあった。ただ、その思いは大学時代に断ち切った。正確に言えば、「あきらめた」きっかけがあった。皮肉にも、それは大学1年時に経験した大学日本代表の選考合宿だった。

「そのときに、周りのバッティングを売りにしている選手を見て『レベルが違う』と思いました。これは無理だな、と。大学生のころにはプロをあきらめました」

 3学年上の山川穂高(ソフトバンク)、2学年上の中村奨吾(ロッテ)、そして1学年上の吉田正尚(レッドソックス)など、のちにプロ野球やメジャー・リーグで活躍する面々を間近に見たことが、水本の人生に少なからず影響した。

「これだけ打球って飛ぶんだ……と、そのときに思いましたね。初めて見る光景だった」

 ゆえに・・・

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