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日本ハム・ファーム施設の移転候補地が北海道恵庭市に内定 2030〜31年の開業へ 商業・宿泊施設、住宅の整備も想定

 

会見には栗山CBO[左]と、恵庭市の原田裕市長[右]が出席し、握手を交わした[写真=高原由佳]


 ファイターズファン待望のファーム本拠地が「北の大地」に誕生する。

 株式会社北海道日本ハムファイターズと株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントは7月2日、千葉県鎌ケ谷市に拠点を置くファーム施設の移転候補地について、北海道恵庭市に内定したことを発表した。

 ファーム施設の鎌ケ谷スタジアムは、日本ハムが北海道に移転する以前の1997年から使用。施設の老朽化や、2004年の北海道移転以降は選手の入れ替えがスムーズにできず、利便性が悪化したことから昨年7月、北海道への移転を正式に表明していた。

 一軍本拠地のエスコンFと新千歳空港とのアクセスなどを加味し、受け入れを希望していた札幌市、北広島市、千歳市、恵庭市、江別市、苫小牧市の6つの自治体と個別に協議を行っていた。そこから3月時点で最終候補地が恵庭、江別、苫小牧の3つの市に絞られていた。

 恵庭市となった決め手は、JR千歳線の恵み野駅と島松駅の間にある約46ヘクタールにわたる広大なエリアを使用できる点だった。

 ほかにも、北広島市と新千歳空港のほぼ中間に位置しており、電車で新千歳空港まで約13分、本拠地エスコンFからも車で約15分と移動距離が大幅に短縮される点も魅力の一つ。選手の入れ替えも以前よりスムーズになり、利便性の向上が期待できる。

 今後は3000〜5000人程度が収容可能なメインスタジアムのほか、サブグラウンド、内野用のインフィールド、室内練習場、研究ラボ、選手寮を完備する予定。近隣には商業施設、住宅、宿泊施設の整備も段階的に想定されている。

 小林兼執行役員コーポレート本部副本部長は「200億、300億という投資額はそれ以上かかってくるんじゃないか」と事業の見通しについて語った。今後は関係各所と調整を進めながら、28年をめどに着工。30年もしくは31年の開業を目指す予定となっている。

 なお現在のファーム施設については、鎌ケ谷市と協議の上、何かしらの形は残す方向で検討している。

 会見に出席した栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)は「この拠点をもとに、野球に限らず世界中の人たちが集まる場所にしたい。子どもたちが世界にどんどん巣立っていき、選手が本当に成長する施設を目指します」と力強く誓った。
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