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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「森祇晶に匹敵する監督が今の球界にはいない」

 

西武監督時代の筆者[右]と森コーチ[写真=BBM]


選手の失敗は指導者の失敗


 私はヤクルト、西武監督時代にヘッドコーチを務めた森祇晶のことを「教えることができない」などと言ってきた。しかし、何だかんだと言っても彼は西武の黄金時代を継承した。森に匹敵するほど野球を勉強している監督が果たして今の球界にいるだろうか。

 指揮官になる以上、「俺ならこうする」という信念がなければ監督の資格はない。単に肩書きが欲しいだけ。何も勉強せずに監督になる。監督を管理する立場にあるフロントも何も言わない。なっていない。

 選手の失敗は指導者の失敗である。7月5日、中日-巨人戦(バンテリン)でも内野守備の乱れが散見された。野手の構えができていない証拠だ。バッターが打ってから動き出すのでは捕れない。指導者が構えの段階から見ていれば、「構えが遅いぞ」と言って修正できるのだ。

 教え方ひとつで選手は見違えるように上手になる。つまり、指導者が良い言葉を使っているのだ。

 選手を育てるのは指導者だけとは限らない。投手を育てるのは捕手。捕手は若い投手にアドバイスすべきである。たとえば・・・

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