週刊ベースボールONLINE

侍ジャパンNEWS

【侍JAPAN NEWS】侍ジャパン新監督に井口資仁氏 2028年ロス五輪で金メダル、世界一奪還へ再出発

 

井口資仁監督[写真=川口洋邦]


 世界一奪還へ向け、新たな船出となる。侍ジャパンの新指揮官に井口資仁監督が就任。7月25日に都内で会見を行い、「侍ジャパンは世界一を狙うチーム。まずは(2028年のロサンゼルス)五輪の出場権を獲って、メダルを目標にやっていく」と決意を語った。

 NPB事務局長でもある中村勝彦侍ジャパン強化委員会委員長は「国際大会や海外での豊富な経験、チームを一つにまとめるリーダーシップと求心力」が井口監督に指揮を託した理由だと説明。「最大の目標は28年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得」と期待を懸けた。井口監督は「オファーをいただき、名誉あることで光栄に思った。野球人生を通じて多くの方に育てていただき、恩返しをするのが侍ジャパン。野球の発展、次世代へつなぐことも使命。ユニフォームを脱いでから野球振興に携わりたいと思っていた」と快諾に至った気持ちを口にした。

 井口監督は国学院久我山高、青学大を経て1997年に逆指名でダイエー(現ソフトバンク)に入団。攻守走のそろった大型内野手として2度の盗塁王に輝き、99、03年には日本一に貢献した。05年からMLBに挑戦し、ホワイトソックスで二塁のレギュラーとしてワールド・シリーズ制覇。08年にはフィリーズでも世界一を経験した。09年にロッテでNPBに復帰して17年限りで現役を退くと、18年からの5年間はロッテの指揮を執り、20年から2年連続2位に導くなど監督としても手腕を発揮。メジャー経験者として初の侍ジャパン監督となるが、日米の野球を熟知している点はチームの主力をMLB勢が担う現在、大きな魅力となる。

 初陣は11月に開催される若手主体のアジアプロ野球チャンピオンシップとなるが、28年ロサンゼルス五輪の予選を兼ねた来年のプレミア12が最初の大きなターゲット。アジア勢で最上位に入れば出場権獲得となり、逃した場合は28年3月までに開催予定の最終予選で最後の1枠を争うことになる。MLBはロサンゼルス五輪へのメジャー・リーガーの参加に前向きで、MLB球団とのパイプを持つ面でも新指揮官にかかる期待は大きい。

「侍ジャパンは世界一を狙うチームだが、まずはオリンピックの出場権を獲ること。選手としては30年前にアトランタ五輪で銀メダルを獲得した。ロスでは監督としてメダルを獲りたい」と五輪に集中する姿勢を見せたが、中村強化委員会委員長は「契約の詳細は控えるが、ロサンゼルス五輪まで指揮を執っていただく予定」とした上で、「将来的には(29年か30年に開催予定の)第7回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)についても井口監督に指揮を執っていただきたいという考えを持っている」と明かした。ロサンゼルス五輪の結果次第ではWBCでの世界一奪還も託されるだけに、新指揮官の手腕に注目が集まる。

【侍ジャパンの今後の予定】
2026年11月12〜15日 第3回アジアプロ野球チャンピオンシップ
2027年秋 第4回プレミア12(ロサンゼルス五輪予選)
2028年春 ロサンゼルス五輪最終予選(出場未定)
2028年夏 ロサンゼルス五輪
2029or30年 第7回ワールド・ベースボール・クラシック
HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング