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プロ野球、ピッチクロック導入を決定 12球団実行委員会で全会一致、世界基準へ

 

WBCで日本代表が苦戦を強いられたピッチクロック制度。ようやく日本でも導入の動きとなった[写真=Getty Images]


 世界基準のルールを採用し、世界一奪還を目指す。8月3日、プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は都内で実行委員会を開き、投球時間を制限する「ピッチクロック」を導入することが全会一致で決まった。導入時期や投球間隔、違反時の罰則などの具体案はまだ出ていないものの、迅速に進めていく考えだという。

「実現に向けて導入する方向で話し合いが進んでいます。時期や細かなルールはこれから検討していきますが、とにかく導入する方向性を皆さんで確認した」とNPBの中村勝彦事務局長は委員会後の囲み会見で報道陣に説明した。

 2023年シーズンからMLBで採用(ピッチコムを含む)され、韓国や台湾も24年から導入。今年3月のWBCでも採用され、今や世界基準となっているのが現状だ。その中でNPBの日本代表選手たちは、オフのプレシーズンマッチや合宿等で対応を迫られた。

 そうした現状の中、7月のオーナー会議では、議長の南場智子オーナー(DeNA)が国際的な流れを踏まえた検討を指示していた。さらには、日本プロ野球選手会も7月の臨時大会で来季からの導入要望を全会一致で決定している。

「試合時間短縮が一番の目的ではなく、国際化の流れ、潮流に合わせていくため」と実行委員会でも、そこが主眼であることを確認したという。一方で、導入時期については「これから」とした。理由としては、タイマーのスタートする時点の統一見解の一致、さらにそれ専用の人材を必要とするのかどうかということを含め、タイム管理運用面でのオペレーターの育成が不可欠であること。さらに地方球場での機材設備等をどうしていくのか、という部分での課題が残っているからだ。

 また走者の有無による制限時間についても「これから決めていく」とし、違反時のペナルティーなどの詳細も今後詰めて議論していく。これらの準備期間が必要なことから、導入時期については「現時点では限定できない」と中村事務局長はコメントした。さらに「明日からやりますというものではない。どこかで一斉に始めるのがいいのではないかと思う」と、シーズン開幕からの導入を検討していく。

ピッチクロック導入は決まったが、何秒以内という罰則の規定や、ピッチコム導入などについてはこれから検討されていく[写真=Getty Images]


 MLBでは制度導入から早くも4シーズン目を迎えている。次回のWBCで世界一奪還を目指すためにも、一日でも早い「世界基準」の導入が待たれる。
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