
健大高崎との決勝は8回表に一度は逆転されたものの、8回裏に再逆転。4対3で智弁和歌山が2021年以来の優勝を決めた[写真=牛島寿人]
第108回全国高校野球選手権大会の決勝が8月22日、
阪神甲子園球場で行われ、智弁和歌山が5年ぶり4度目の優勝を遂げた。「伝統の強打」で勝ち上がり、健大高崎との決勝では小技もさえ、バッテリーを中心とした堅守も光った。2018年秋から母校を率いる
中谷仁監督(元阪神、
楽天、
巨人捕手)は主将だった選手時代の1997年、指揮官としては21年以来、2度目の全国制覇へと導いた。
社との初戦(2回戦)は好投手・岩井秀耶(3年)との対戦で2対1の辛勝。敦賀気比との3回戦は延長11回タイブレークを制した。仙台育英との準々決勝は伝統の猛打で11対3と快勝。優勝候補の筆頭に挙げられていた横浜との準決勝では、甲子園史上最速の156キロを計測した
織田翔希(3年)を攻略し、5年ぶりの決勝へ駒を進めた。決勝は2対1でリードした8回表に、健大高崎の主将・石田雄星(3年)が逆転2ラン。1点を追う智弁和歌山はその裏、スクイズで追いつくと、バッテリーミスで決勝点を挙げた。この回、一塁側アルプスからは同校の名物応援歌である『ジョックロック』が流れ、ナインを後押しし、相手校には相当なプレッシャーとなった。
「ウチの選手たちの勝ちたいという思い、アルプスの応援が一体になった結果だと思います」。中谷監督は優勝インタビューで、学校関係者に感謝し「智弁ファミリー、みんなで勝ち取った優勝」と述べた。閉会式後は前監督で甲子園通算68勝の名将・高嶋仁前監督とがっちり握手。ナインの手によって、聖地・甲子園で胴上げされ、日本一の喜びに浸っていた。
◇第108回全国高等学校野球選手権大会決勝 決勝(8月22日) 開始10時2分 終了12時6分 観衆4万4700人

[健]石垣、●北田、石田翔-大岩
[智]長井、和気、〇久葉-山田
▽本塁打 石田雄[健] ▽三塁打 山下[智]
▽二塁打 岩井、狩野[健]、川原、長友[智]
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