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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「中途半端な状態で石川を起用し続けたのは、ヤクルトがいかに弱いかの証拠だ」

 

今季初先発したヤクルト・石川[写真=BBM]


プロの世界で頑張った


 ヤクルトの石川雅規が現役引退を決断した。

 8月27日の巨人戦(神宮)で今季初先発し、1回も持たず降板した。

 プロ25年目となるシーズンの一軍初登板。本人はあと12勝に迫った通算200勝という記録を達成するためにやっていた。池山隆寛監督をはじめナインもバックアップ。しかし、球威がないため、どんな球を投げても巨人打線に怖さはない。先頭打者から4者連続安打を許すなど5安打6失点を喫した。

 石川は2002年に自由獲得枠でヤクルトに入団した。身長167センチとプロにしては小さかった。当時の球団編成部長は丸山完二。私がヤクルト監督時代(1976年途中〜79年)にコーチを務めた関係から、「こんな選手を獲って大丈夫か」と聞いた。「真っすぐとカーブの変化でどうにかなります。見ていてください」と太鼓判を押していた。

 実際にプロの世界に入ってから彼は頑張った。特別速いボールがあったわけではないが、緩急をうまく駆使した投球術で持ち味を発揮。だから今日の姿がある。

 そんな石川も46歳になった。若いときにどれだけセンスに恵まれていても・・・

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