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セ・リーグ CSファーストステージREVIEW

【DeNA×巨人】“想定どおり”の展開制しDeNAが3年連続突破/CSファーストステージREVIEW

 

優勝争いに競り負け2位となった巨人と、終盤の猛追で3位の座を確保したDeNA。阪神への挑戦権をかけた東京ドーム決戦は、DeNAが“勢い”ではなく“力”でライバルをねじ伏せ、3年連続となるファイナルステージ進出を決めた。敗れた巨人はクライマックスシリーズで3年続けてDeNAの前に苦杯をなめることになった。
写真=桜井ひとし、川口洋邦

DeNA 2勝 巨人 2敗

2試合連続の本塁打を放った度会の活躍もあってDeNAが巨人を一蹴した


相手の土俵でも勝利


 戦前、相川亮二監督が「“勢い”と言われるが(後半の)3カ月、しっかり戦ってきた自信がある」と周囲の見方に釘を刺していたように、最大「15」あった借金を完済してクライマックスシリーズ(CS)進出にこぎ着けたDeNAの“力”は本物だった。スコア以上の差を見せつけて巨人を圧倒。3年連続でCSファイナルステージへと駒を進めた。

 第1戦は初回に1点ずつを奪い合う荒れたスタートだったものの、以降は巨人・井上温大、DeNA・東克樹がスコアボードにゼロを並べていく。

第1戦に先発したDeNAの東は要所を締める投球で相手に流れを渡さなかった


 好機をつくっていたのはむしろ計6度も先頭打者が出塁していた巨人だったが、ロースコアの接戦でモノを言うのは一発の力だ。

巨人の井上は第1戦に先発して8回1失点の力投も勝利にはつながらず


 同点のまま迎えた9回、マウンドに絶対的クローザーであるR.マルティネスが上がっても、「何がなんでも打つと決めていた」という度会隆輝には関係がなかった。一死から打席に入ると、カウント3-1から高めのストレートを一閃。「本能で打った」という一撃を右中間スタンドへ突き刺し、先勝に成功した。

 相川監督は「どんな形でも1点というところで、隆輝がしっかりしたスイングであそこまで持っていってくれた」と殊勲打を放った若武者をたたえながら、「展開はこうなるだろうと思っていた」と想定どおりの戦いだったことを明かした。ブルペンを含めた投手力は巨人優位と見られた中で、相手の土俵とも言えるゲーム展開を制して先手を奪ってみせた。

自分たちの“実力”


 終わってみればDeNAは相手に一度もリードを許すことなく、ファイナルステージへの切符をつかんだ。

 第2戦も度会の先頭打者弾と佐野恵太の右前適時打で初回に2点を先制して主導権を奪うと、先発の石田裕太郎が度重なるピンチをしのぐ粘りの投球。4回にB.ダルベックにソロ弾を浴びたものの、指揮官の「なかなか点数を取るのは難しい。守備で失点を防ぎながら」という言葉どおりの展開で終盤へと持ち込んでいく。すると7回に戸柱恭孝の左前適時打、8回に牧秀悟の2試合連続となるダメ押し弾が飛び出し、勝負は決した。

第2戦の8回に牧のダメ押し弾が飛び込み、左翼スタンドのDeNAファンも勝利を確信


 敗れた巨人の橋上秀樹監督代行も、ただ手をこまねいていたわけではない。2回二死一、二塁では「何とか流れを(変えよう)」と先発・竹丸和幸に代打を送るなど早めの勝負手を打ったものの、結果にはつながらず。前日に続き最後まであと1本が生まれず、「私の舵取りがうまくいかなかった」と責任を一身に受け止めた。

またしてもDeNAの壁を越えることができず巨人の2026年が終わった


 相川監督は連勝でのファーストステージ突破にも表情を変えることなく、「シーズンと変わらず、しっかり準備して自分たちの実力を発揮するということをやってくれた。(ファイナルも)全員の力を集結して戦っていく」と2024年に続く3位からの下克上へ、次を見据えていた。

DeNAはショーン・レイノルズが連日のセーブでクロスゲーム2試合を締めた


第1戦 ROUND 1 RESULT
■10月10日(土)
◆開始時間14時00分(2時間37分)◆観衆4万2232人

【勝】浜地真澄[1勝]
【S】S.レイノルズ[1S]
【敗】R.マルティネス[1敗]
【本】[DeNA]牧1号(1回ソロ井上)、度会1号(9回ソロマルティネス)


第2戦 ROUND 2 RESULT
■10月11日(日)
◆開始時間14時00分(3時間1分)◆観衆4万2248人

【勝】石田裕太郎[1勝]
【S】S.レイノルズ[2S]
【敗】竹丸和幸[1敗

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