2026年の日本一を決める頂上対決の幕が切って落とされた。シーズンを独走してパ・リーグ3連覇を飾ったソフトバンクと、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がったDeNAとの対決。両チームの対戦は4勝2敗でDeNAが日本一となった2024年以来2年ぶり。ソフトバンクは2年連続13度目(南海、ダイエー時代を含む)、DeNAは2年ぶり4度目(大洋、横浜時代を含む)の日本一を目指す。 写真=毛受亮介、高原由佳、兼村竜介、川口洋邦 
試合を決めたのは横浜出身の庄子。先制打の二ゴロに続き、延長11回は勝ち越し打でガッツポーズ。左は牧
初戦から延長戦に突入する接戦となった。初回から両チームともに得点圏に走者を進めたものの、ソフトバンク・
上沢直之、DeNA・
石田裕太郎の両先発がこのピンチを乗り切ると、6回まで得点を許さない好投を見せた。

日本シリーズ初先発の石田裕[右]は7回途中1失点の力投。ベテラン捕手の戸柱恭孝[左]が好リード

立ち上がりに苦しんだが、2回以降は多彩な球種でDeNA打線を翻弄した上沢。「自分の仕事はできた」と7回無失点
試合が動いたのは7回。ソフトバンクは先頭の六番・
牧原大成の中前打、
山本祐大の左翼線二塁打で無死二、三塁の好機をつくり、続く
庄子雄大の二ゴロで三走・牧原大が生還。下位打線で先制点を奪った。1点を追うDeNAの反撃は8回二死。この回からマウンドに上がった
松本裕樹から
牧秀悟がバックスクリーンに直撃する同点弾を放った。

横浜スタジアムのDeNAファンを熱狂させた牧の同点弾。外角低めのストレートを完璧にとらえた
これで流れを取り戻したDeNAは9回、10回とサヨナラの好機をつかむもあと一本が出ない。すると11回、ソフトバンクは先頭の
柳田悠岐が二塁打でチャンスメーク。一死一、二塁から庄子が前進守備を敷いていた左翼の頭上を超える勝ち越し適時二塁打。さらに一死二、三塁から代打・
柳町達の左犠飛で勝負を決めた。
ソフトバンクは先発野手全員の11安打。
小久保裕紀監督は「それが一番良かった。みんないいスタートを切れた」と敵地での先勝に笑顔を見せた。一方のDeNAは好機をつくりながらも本塁が遠かった。「こういう展開だろうという試合。1点を取り切れなかった」と
相川亮二監督。リーグ3位からクライマックスシリーズを無傷の6連勝で突破したが、最後は延長の末に力尽きた。
第1戦 ■10月24日(土)@横浜スタジアム ◆観客数3万3388人◆時間4時間12分