阪神・高橋遥人が沢村賞初受賞 全会一致での選出

阪神連覇の立役者で貯金13をつくった高橋。誰もが1年間ローテを守れば「沢村賞」級の投手と評価していただけに、それを実践して見せた26年だった[写真=宮原和也]
万全な体を取り戻すことができたら「沢村賞」級のピッチングをするだろう――。それだけのポテンシャルを秘めていたサウスポーが2026年、まさにベールを脱いだ。5度の手術を受け、さらに一時は育成となり、再び支配下に戻った。そしてプロ入り9年目の今季、阪神の
高橋遥人は、初めて開幕先発ローテーション入りを果たした。
「こんなにもすごい賞を受賞できて本当にうれしいです。すごい人たちが受賞してきた、雲の上にあるような賞。(沢村賞受賞は)まったく想像していませんでした」
10月26日、沢村賞選考委員会は、全会一致で2026年の沢村賞に16勝3敗を挙げた左腕を選出した。
7項目の選考基準のうち、16勝、150奪三振、防御率1.87、勝率.842と4項目をクリア。さらに4完封をマークしたことも評価された。阪神では2003年の
井川慶以来、23年ぶり7人目(9度目)の受賞となった。
先発ローテーションの二番手として開幕から5試合に投げて4勝4完封。肩の状態は問題なく、1年間最後まで投げ続けた。「もうダメなのかなって思うときは何度もありました。そのたびにみんなに支えられて投げることができ、本当に周りの人に感謝しかありません」。常に周囲に感謝し、苦しみを乗り越えてきた。その努力が報われての受賞となった。
巨人・甲斐拓也が楽天へ電撃移籍 松井秀喜監督始動の裏で

秋季キャンプ初日に移籍が発表された甲斐はジャイアンツ球場で取材に応じた[写真=桜井ひとし]
松井秀喜監督の下で
巨人の秋季キャンプがスタートした10月30日、
甲斐拓也が
楽天に金銭トレードで移籍することが電撃的に発表された。5年契約の2年目だったが、契約期間中の異例のトレードとなった。
キャンプが始まる直前、ジャイアンツ球場で関係者へのあいさつを済ませてから取材に対応した甲斐は、「びっくりというところもあるし、寂しさもある。(巨人での2年間は)財産になった」とチームへの思いを口にすると、今季は出場機会が限られたことを踏まえ、「本当にいろいろな意味で僕も勝ちに飢えている、いろいろなものに飢えているところがいっぱいある」と言葉を続けた。
「求められてるものをしっかりできるようにしたい。飢えてるところがいっぱいあるので。恩返しができればなと思う」と新天地での復活と飛躍を誓っていた。