阪神の四番で、昨年は最後まで打点と本塁打のタイトルを争いました。開幕時点ではこの大山選手がベンチだった、というのだから驚きです。チームにとっては待望の右の大砲で、巨人・岡本和真選手とのライバル関係もリーグを面白くしてくれそうです。 【ポイント】強じんな下半身
一連の流れを見る中で、最も良いポイントは、バットの出がスムーズであることです。写真9でトップに入り、ここからバットが遠回りすることなく、体に巻き付くように出てきて、スムーズに投球のラインに入っていき、写真13のインパクトの瞬間を迎えています。ここまでのスイングはレベル(水平)。ヘッドが立って出てくるのもいいですね。ただ、さすが“長距離砲”と感じるのは、写真14からフィニッシュの写真16にかけて、大きく振り上げていく点でしょうか。
ソフトバンクの
柳田悠岐選手もそうですが、この写真14以降のフォローだけを見ると強引に振り上げているように見え、この部分だけを取り上げて改善を指摘する人も中にはいますが、ボールをとらえるまではレベルなのですから、何も問題はありません。むしろ素晴らしいバットの出し方だと思います。
下半身の強さも感じます。軸足(右足)の動きを追っていくとよく分かりますが、基本は軸足側に重心を寄せて、最後まで後ろに残して打つタイプです。ただ・・・
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