横にスパリと切り落としたような真っ平らなヘッドのバット。さぞこだわりが詰まっているのかと思いきや、中村奨吾がそのバットと出合ったのは偶然だった。今ではほかのバットには替えることができない自らのこだわりとなっている。 取材・文=杉浦多夢、写真=高塩隆 新生・井口
ロッテで三番を任される中村奨吾がそのバットと出合ったのは大学時代だった。中学生のころからSSKのバットを愛用していたが、メーカーの担当者から手渡されたヘッドが平らになったバットが自分の中でピタリとフィットした。
「とにかく振りやすかったんです。トップバランスでグリップが細くて、自分にとってはバランスが良かった」。長さは34.3、重さは890~900グラム。重さを少し軽くしたくらいでプロに入ってからも形状に大きな変化は加えていない・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン