投手、野手それぞれを引っ張る存在として、首位をひた走る原動力となっている。
楽天からは、
田中将大、
松井稼頭央の2人がWBCに出場した。
序盤は先発、終盤は中継ぎ投手として登板した田中。悲願の3連覇はならなかったが、チームでは目覚ましい活躍を続けている。
なんといっても残している成績が圧巻。プロ野球記録を更新した開幕から無傷の16連勝。勝利数と防御率(1.20)でも他投手を大きく引き離しリーグトップに立っている(8月15日現在)。
沢村賞を獲得した2011年と比較しても「おととしの方が良かった」と語るマー君。では、なぜこれほどの数字を残せるのか。星野監督は「抑えるすべを知っている」と語る。すべての打者に全力投球していた過去に比べ、要所でギアを上げて抑えているという。
確かに、無死二塁や、一死満塁といったような失点のピンチを、ゼロで切り抜けるシーンが今季、何度もある。「1点はOKという気持ちは絶対にないので、その気持ち(の持ちよう)がいい方向に行っていると思います」。今年6月、9連勝をマークした時点で、こう発言した。
主将として、チームを引っ張るのが松井だ。楽天不動の遊撃手として、試合では勝負強い打撃を披露し、グラウンド外でも若手を連れて食事に出かけるなど、兄貴分的存在として信頼されている。
ともに今夏のオールスターにも出場しており、チームの顔と呼ぶべき存在だ。
残り50試合を切った。球団初のリーグ優勝を成し遂げる上で、不可欠な投打の柱。WBCで届かなかったてっぺん獲りを、今度こそ果たしてみせる。